テレワークをしていると、気になる動画の乱れやWi-Fiのスピード。「スッキリ」はWi-Fi環境の見直し方法を取材した。答えてくれたのはITジャーナリストの石川温(いしかわ・つつむ)さんだ。
家の場所によって早い所と遅い所がある場合、まずはWi-Fiのスピードチェックをしよう。docomoのスピードテストなどのアプリで簡単に測定できる。10Mbps以上ならOKだが、数Mbps程度なら見直しが必要だ。
Wi-Fi電波を阻む意外な家電は...電子レンジだ!
スピードが遅い場合、3つの原因が考えられる。最初にチェックしたいのは、Wi-Fiルーターの古さだ。ルーターの企画は5~6年おきに変わっていて、最大通信速度が2007年のWi-Fi4(11n)では600Mbps、2013年のWi-Fi5(11ac)では6.9Gbps、2019年のWi-Fi6(11ax)では9.6Gbpsと、全然違う。
ルーターに11nと書かれていたら、買い替えをおススメする。一般家庭用だと2000円~1万円ほどだが、司会の加藤浩次は「うちは古いわ。えー、ルーター買えってこと?」と渋い顔だ。
次のチェックポイントは、ルーターの置き場所だ。マンションだとリビングにLANコンセントがある場合が多いが、電波は球体状に広がるため、理想は部屋(家)の真ん中だ。しかし、これにはスタジオから「コードが出るのがやだ」(加藤浩次)、「動線的に部屋の真ん中は空けたい」(ロバート・キャンベル)と文句が相次いだ。それならば、PCなどを使う部屋とルーターのあるリビングのドアを開けっぱなしにするだけでも効果がある。Wi-Fi中継器を電波の届きの悪い部屋に置けばなお良い。
最後にチェックしたいのは、電子レンジとルーターの位置関係だ。Wi-Fiの周波数が2.45 GHzの場合、電子レンジの周波数と同じになってしまうので、近くに置いてあると緩衝して電波が弱くなってしまう。また、テレビ会議中は電子レンジを使わない方がベターだ。
司会の加藤浩次「最新のやつにするってことと、家の真ん中に置くってことと、子機(中継器)つなぐってことと、電子レンジのそばには置かない。そして買い替えるんだったら値段が...」
森圭介アナ「2000円~1万円です」