「何しとんのや、ボケ!車から降りろ!」と窓を叩き、キーを強奪しようとしても危険運転罪にならない?警察は厳しく取り締まれ!

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   兵庫県宝塚市の交差点で16日(2020年7月)、停車している車に外の男が「降りろ!」と怒鳴りながら、キーを強奪しようとしている。車を運転していた女性が驚き、「警察呼んで。交差点やん、何してはんの?」と答えると、男は「だから早う警察呼べ!」。

   その時、偶然にも白バイ隊員が通りかかった。「助けて!」と女性が訴えたが、意外な展開となった。女性が語る。「相手(男)は救急車に乗って行ってしまった」

男は被害者を装い、自分で救急車を呼んで...

   トラブルが起きた場所は、両側に車が停車中で道幅が狭くなっていた。女性の車と向こうからきた男の車がギリギリですれ違った。男は窓を開け、「何しとんのや、ボケ!」と罵声を浴びせ、Uターンして追いかけてきて窓ガラスを叩き、ドアをこじ開けた。女性は証拠のためにスマホで撮影した。

   警察官がやってくると、男は「急ブレーキを踏まれて首を痛めた」と言い出し、自分で救急車を呼んだ。そのまま病院へ行ったが、宝塚警察署は女性に対する暴行容疑で捜査している。

   6月30日(2020年)から「あおり運転」が厳罰化したが、交通問題に詳しい高山俊吉弁護士は、「加害者が自らの車を使って相手の進路を妨害しているわけではないので、妨害運転罪(あおり運転)にはあたらない」と指摘する。

   司会の羽鳥慎一「あおり運転でも、危険運転でもないということですか?」

   菅野朋子(弁護士)「今回は残念ながら、そういうことです」

   青木理(ジャーナリスト)「車の運転のトラブルに関した暴行事件と捉えることなのかな」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「(こういう事件は)論外ですよ。なんで救急車を呼ぶのか、こんなことで。料金を請求してもいいですよ」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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