全国102人を感染させた「新宿舞台クラスター」を番組が検証すると...立川志らく「責められるべきは制作者だ!」

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   小劇場「新宿モリエール」で発生したクラスターで、感染した舞台原案担当の映画コメンテーター有村昆(44)がきのう20日(2020年7月)に退院した。また出演した俳優の山本裕典(32)も先週末に退院し、それぞれツイッターで「申し訳ございません」「すみませんでした」と謝罪した。

   キャスターの立川志らく「役者の方が謝っていますけど、やっぱり責められるべきは制作者側ですよね」

   「イケメン人狼アイドルは誰だ?」の上演は6月30日から7月5日までの6日間。この間に出演者17人、スタッフ8人、観客77人の合計102人が感染した。感染者は首都圏をはじめ愛知、長野、島根など全国に広がっている。

楽屋では8畳に最大11人が出入りする状態

   小劇場協議会が決めた「感染予防ガイドライン」を守っていなかったとされているが、「グッとラック!」は改めて鴻上尚史(作家・演出家)の指摘した疑問をもとに、観客らに取材して検証した。

   出演者と観客のハグや握手はあったのか。観客は「観客とのハグはなかったけれど、出演者同士は舞台上でハグしていた」。

   出演者を出口で待つ「出待ち」はあったのか。観客は「出待ちしている人にスタッフが注意はしていたが、帰らない人もいて、握手をしてもらったと言う人もいた」

   ガイドラインでは「こまめな換気の徹底」が求められているが、観客は「換気は休憩中の10分間だけで、2時間半の上演中は密閉状態だった」

   さらに楽屋はひどく、東京都防災管理課によると「8畳に最大11人が出入りする密状態だった」と指摘している。

   志らく「この狭さでは3人がいいところですよ」

   鴻上尚史(作家・演出家)「出演者が6日間、何をしたのか、もう少し詳細に語ってもらわないとわからない。握手していたと言ってしまうと自分の責任になるから、正直に言えなくなっているのでは」

   小林寅喆教授(東邦大)「演出家の調子が悪く、演出時もかなり飛沫が飛んで、さらに締め切った状態で飛沫が充満し、観客が感染してしまったと考えられます。今後のためにも失敗例は詳細に明らかにしていく必要があります」

文・ムギ

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