少年たちはパチンコ玉のようにダークサイドに落ちるのか?
「分岐点。どこで何がきっかけで道が分かれるのか、誰にもわからない。志摩と九重の深夜の会話の時は、ピタゴラ装置まで作ってどうしてこんな演出を、と思ったが。最後はそうきたかって感じで腑に落ちた。志摩や伊吹と出会い正しい道へと歩き直す少年たちと、九重と出会い深い闇の道へ逸れてしまう少年。そしてまたこの少年は、闇に引きずり込む菅田くん演じる人物と出会い、ダークサイドに堕ちてしまうのだろうなと想像させる。菅田くんの悪い笑顔と机から落ちてしまうパチンコ玉の演出。余韻がすごいし、怖さすらある。いやー、今回も参った。唸った」
「菅田将暉登場には驚いた。確かにドラマのテイスト変わるし、主役2人とも喰っちまうくらいインパクトある危険な俳優だもの。キャスティングがスゴイ。良い意味での化学反応の期待が大きい。伊吹と志摩の一見対称的なキャラは、対立どころか3話にしてすでに分かり合っているし、会話がイチャついている感すらある。全編を通して2人の関係性は更に変化する展開はあると思うよ。その起爆剤が菅田将暉なんじゃないかな」
「『分岐点』、とても深い話でした。陸上部の成川君、こぼれ落ちたパチンコ玉のように、道を踏み外してしまうストーリーが今後描かれるのかな。菅田将暉は闇社会ですり抜けて、暗躍している雰囲気を感じました。役どころ的には『アンナチュラル』の犯罪の片棒を担いでいた、フリーライターの宍戸と同じニオイがする。今後起こる何かの事件と複数結びついて、少しずつ正体がわかってくるのかな」