日曜午後のテレビ朝日系報道番組「サンデーステーション」(午後4時30分~)が10月期からリニューアルし、現在の時間帯から午後9時へ移動する。日曜夜ならではエンタメ・カルチャーやスポーツ、バラエティ豊かな生番組になるとのことだが、長野智子キャスター(57)が番組を卒業する。
「オレたちひょうきん族」アナからジャーナリストに
長野キャスターは1985年、上智大学卒業後フジテレビに入社。「オレたちひょうきん族」で脚光を浴びた。1990年、28歳の時に商社マンと結婚し退社。フリーアナに。「朝まで生テレビ!」「ザ・スクープスペシャル」「報道ステーション」などを経て、現在に至る。「ハフポスト日本版」編集主幹、国連UNHCR協会報道ディレクター、専修大学文学部ジャーナリズム学科の特任教授も務めている。
後任は「報道ステーション」に出演する小木逸平アナ(46)と森川夕貴アナ(26)が務める。
ネットではこんな「お疲れ様」コールが。
「フジテレビの黄金期、ひょうきん族などでもてはやされ、ひょうきんアナだったころが懐かしい。バブルを漂わせるハッチャケアナだったが、近年はすっかり報道のキャスターに。落ち着いた口調に粛々とニュースを伝える姿勢が印象的だった。お疲れさまでした」
「高いアナウンス力で聞きやすく、とても素晴らしい女子アナと言うより、ニュースキャスターと言える方だと思います。後任の小木アナと森川アナも個人的に好きなので期待しています」
「小学生の頃、よく長野智子さんのニューヨークからのコラムを楽しみに新聞を読んでいました。今のように海外目線が無かった時代、私にとって視野を広げてくれた恩人です。長野さんのニュース好きだったから寂しくなります」
「あ~~残念、残念、残念!長野さんのニュース番組、平日、休日含めた全番組のニュース番組の中で一番ホッとして観られる番組でした。小木さん、森さんも大好きですよ。でも、長野さんにはそれを超えたものがある。長野さんは、週末以外を取材にあててキャスターに真摯として向き合っていました。知識も豊富、専門家との対話もそつなくこなす会話力が素晴らしかった」
「非常に安定感があり、良かったので残念です。また、どこかでよろしくお願いします。お疲れ様でした」
テレビ局もコロナ渦の経費削減で自社アナ起用の時代に?
そして、こんなシビア―な見方も。
「テレビ朝日もコロナ渦での経費削減なのかな。自社アナを起用すれば数千万円の人件費が浮くからね」
「安藤優子さんに続き、長野智子さんも切られました。テレビが変わろうとしています」
「当初のサンステは、富川アナが長野さんのアシスタント的な役割だったことを思い出します。それゆえに、報道ステーションの古舘さんの後は、長野さんなのかな、と思っていたので、富川アナの抜擢には驚きました。満を持して、長野さんが、報ステのアンカーウーマンになる、ということならいいのだけれど」
「私も、報ステ、長野さんだったらな~とずっと思っていました。毎日ではなくても、何曜日かの担当ということでも良いと思います。長野さんはとても温かみのある、それでいて芯のある素敵なキャスターです。TV朝日はやることがなんかずれていますよね?」(テレビウォッチ編集部)