〈探偵・由利麟太郎/最終話「マーダー・バタフライ(後編)」〉(フジテレビ系7月14日火曜放送) 深まる連続殺人の謎!スター歌手の死を引き金に、次々と明らかになる楽団の真実!由利麟太郎が「蝶々殺人事件」に幕を下ろす

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   オペラ界のスターでソプラノ歌手・原さくら(高岡早紀)が何者かに殺され、遺体が大阪公演の会場に届いたコントラバスケースの中から発見された。遺体は純白の舞台衣装をまとい、大量の真っ赤なバラの花弁に埋もれていた。死亡推定時刻は前夜9時から11時、死因は首に巻き付けたロープを背後から強く引っ張られたことによる頸椎骨折、つまり絞殺だった。

  • 「探偵・由利麟太郎」(フジテレビの番組ホームページより)
    「探偵・由利麟太郎」(フジテレビの番組ホームページより)
  • 「探偵・由利麟太郎」(フジテレビの番組ホームページより)

死んだはずのさくらの亡霊が現れる

   さくらの夫・原聡一郎(大鶴義丹)に誘われ、助手の三津木俊助(志尊淳)とともに会場を訪れていた由利麟太郎(吉川晃司)は鋭い観察眼を発揮し、その場で犯人の正体を見抜き、犯人がなぜ遺体をコントラバスケースの中に入れてここまで運ばなければならなかったのかという謎の解明に乗り出す。「的は捉えたが、まだ弓を引くときではない」というわけだ。

   その後、さくらの遺品の中にあった楽譜の暗号を由利が解読し、殺害されたのは京都市内の哲学の道に近い古ぼけたアパート清風荘の1室だと判明した。

   警察によって宿泊先のホテルに足止めされた楽団員たちは口々に、死んだはずのさくらの亡霊を見たと言い出した。そして、春の嵐の夜に停電に見舞われたホテルに、大きな音とともに「誰かが落ちたぞ!」の叫び声が響いた。

   由利らが駆けつけると、ホテルの外で楽団マネージャー・土屋恭蔵(鈴木一真)の助手・雨宮順平(水沢林太郎)が倒れていた。窓が開いていた4階の原聡一郎の部屋から転落したと思われたが、由利は、雨宮が4階の部屋で殺害され、犯人によって5階の衣装部屋まで運ばれて落とされた事実を突き止めた。

   だが、さらなる事件が楽団を襲い、パニックに陥る楽団員たちを尻目に、由利は冷静に観察と推理を重ねる。そして、聡一郎の隠された人間関係や、さくらの悲しい過去が次々と明かされる中、由利は一見複雑怪奇な事件の意外な真相に向かって推理の矢を放つ。(よる9時放送)

   寒山

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