きのう8日(2020年7月)は48人と、埼玉県で新型コロナウイルスの新規感染者が急増し、大野元裕知事は危機感を募らせている。「夜の繁華街で感染症対策が十分取られていない店の利用を回避すること、大人数での会食自粛、高齢者や基礎疾患のある人は都内への不要不急の外出自粛」を呼びかけた。
白鴎大学の岡田晴恵教授は「埼玉は典型的なベッドタウンなので、東京の感染者数が増えれば、埼玉でも増えるのは当然です。ただ、埼玉は隔離施設が充実していないのが問題で、秋冬に向けて積極的に隔離施設の確保が必要です」と訴えた。
テレビ朝日コメンテーターの玉川徹は「埼玉県の人口は735万人で東京の約半分ですから、48人を倍にしたら96人で、東京のレベルに近づいている」と指摘する。
さいたま市は大宮繁華街で全員PCR検査
さいたま市は、大宮南銀座地域の約100店舗のキャバクラ、ホストクラブの全従業員を無料でPCR検査する。さいたま市の清水勇人市長は「目的は感染拡大防止。検査には強制力はないが、積極的に参加をすることでお店に客を再び呼び戻すことができると思う」と話している。
岡田教授は再び隔離施設不足の問題に触れたうえで、「客を呼び戻すだけでなく、広めないということをしなければならない」と釘を刺した。
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バルバス| 似顔絵 池田マコト