気候変動の影響でこんな豪雨はどこでも降る
しかし、これは球磨川だけの問題ではない。小松利光さんは、
「1番の原因はすごい量の雨が降ったこと。今回のような雨なら、どこで降っても溢れる。気候変動の影響もあると思います。このくらいの雨が降るようになっている今、防災をするのは非常に難しい状況になっている。防ぐのではなく、なんとか命や財産を守ることを考えるべき時期だと思います。空振りでもいいから、早め早めに避難をし、自分の命は自分で守ることを徹底した方がいい」
と警鐘を鳴らす。
今後8日にかけ、梅雨前線は西日本、東日本に停滞する。すでに500ミリ、600ミリという雨が降っているところでは、地盤やインフラ、家などが傷んでいるので、それを念頭に対策をとった方がよい。
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「大雨特別警報の意味はなんなのか。災害が起きている時に出したのでは避難しようにもできない。特にこれだけ短時間に激しく降る場合は。もっと前に工夫することはできないのでしょうか」
文
ピノコ| 似顔絵 池田マコト