きのう5日(2020年7月)投開票された東京都知事選は、小池百合子・現知事の圧勝で終わった。橋下徹・元大阪府知事「自分もそうで、当選後にコメンテーターからいろいろ言われましたが、そんなこと言ったら選挙成り立たませんよ。問題点を指摘すればいろいろあるとは思うが、有権者がこれだけ圧勝させたのは重い」
司会の国山ハセンが小池都政への期待と課題をパネル解説した。前回の選挙で掲げた「待機児童ゼロ」「介護離職ゼロ」「満員電車ゼロ」などの目玉公約「7つのゼロ」は、4年間で達成できたのは「ペット殺処分ゼロ」だけ。それ以外は未達成だ。
橋下「小池さんは前回で反省し、知事の仕事が分かってきた」
橋下は自らの経験から「政治家の掲げる公約は『方向性』。ゼロになってなきゃ全部だめという話ではない」。自分の2008年の府知事選で掲げた公約は「駅前・駅中保育所を100か所設置」などほとんどが市町村長のやる話だったといい、「僕はその辺の話の整理がついていなかった」と振り返った。
今回掲げた小池知事の2期目の政策は、「東京版疾病対策予防センターの設置」「無電柱化の促進」「都庁での手続きをデジタル化」など、130以上にもわたる。
橋下「小池さんは前回の公約を反省したす。都庁の課題とか、知事の権限としてできる仕事が分かってきた」
国山ハセンは、都職員にアンケートした「都政新報社」の小池知事の評価を紹介した。小池都知事は100点満点中平均46.4点で、歴代知事では石原慎太郎の71.1点、舛添要一63.6点より低かった。
キャスターの立川志らく「職員の評価が高いっていうのは、職員がやりやすいってことだけ。数字だけで評価するのは違うと思う」
橋下「僕が職員の評価を受けたら、零点ですよ。有権者の代表であるから、公務員組織にも厳しいことを言わなきゃいけない。言いなりになっている知事市長はごまんといる。小池さんがある意味、職員に厳しいことを言っているのは有権者にとってはいいこと」と、ひたすら小池知事の圧勝を分析していた。
文・ムギ