「M 愛すべき人がいて」にブーイングの嵐!「最終回が一番つまらない」「みんないい人になっちゃった」「マサとアユが美化されまくり」「本格復帰の宣伝ドラマですか?」 

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   平成の歌姫・浜崎あゆみの誕生秘話とエイベックスのプロデューサー松浦勝人氏とのドロドロ不倫劇を描くテレビ朝日系のドラマ「M 愛すべき人がいて」の最終回が4日(2020年7月)に放送された。

   しかし、アユ(安斉かれん)とマサ(三浦翔平)の破局があまりにも美談に描かれているうえ、「くせ者だらけ」だった登場人物が最後は「みんないい人」に終わる展開に、ネット上では「なにコレ、ガッカリした!」「最終回が一番つまらないドラマなんて珍しい」というブーイングの嵐が起こっている。

  • 美談に描かれたアユとマサの破局(テレビ朝日の「M 愛すべき人がいて」の番組ホームページより)
    美談に描かれたアユとマサの破局(テレビ朝日の「M 愛すべき人がいて」の番組ホームページより)
  • 美談に描かれたアユとマサの破局(テレビ朝日の「M 愛すべき人がいて」の番組ホームページより)

「田中みな実は最後までの狂気の悪女でいてほしかった」

   物語は――。前回の最後にA VICTORY社長の大浜(高嶋政伸)から解雇されたはずのマサが、冒頭からビッグプロジェクト3つを同時進行するというご都合主義の展開。プロジェクトの始動と共に、マサは仕事で朝帰りの日々が続く。アユは流川翔(白濱亜嵐さん)のサポートで次々とヒットを飛ばすが、2人はすれ違う日々を過ごす。アユはマサなしでも歌手として自立していく道を歩む。

 

   一方、マサは礼香(田中みな実)に「アユはマサがいない方がいい歌を作る」と言われ、マサは自ら身を引く決意を固め、アユの前でわざと礼香とキスをするシーンを見せつける。ショックを受けたアユは仕事をすっぽかして周囲に迷惑をかける。そんなアユにマサは「星は孤独だから輝ける!宇宙のてっぺんまで飛んでいけ!」と名台詞を決めるのだった。そしてアユはマサへのラブレターを歌詞に託して「M」をステージで歌うのだった......。

   「ガールズちゃんねる」「M 愛すべき人がいて-みんなの感想-Yahoo!テレビ.Gガイド」などのネット上では、アユをいじめたライバルたち、敵役の大浜社長、そして「通りもん」眼帯の狂気の礼香まで、みんな最後は「いい人」で終わる展開に呆然とする声であふれた。

   「エッツ!みんないい人になっちゃったの? 最後までおふざけの感じでよかったのに、急にシェイクスピア劇みたいになってきたよ。超つまんないわ」

   「アユの髪の毛、燃やそうとしたり、風呂場に石鹸ぬったりしていじめたくせに、『アユふざけんなよ、私たちはあんたに負けたんだよ、あんたが今ここで辞めたら私たちは何のために負けたの? 何のために泣いたの? 悔しいけど私はあなたの歌が好き、あなたの書く歌詞を歌う歌が好き』って、なんやこの安っぽい友情は」

   「大浜社長も円満に抜けたの? 世間を騒がせたavex分裂のドロドロお家騒動をなに美化しているんだよ。実際はクーデターで依田巽社長を追い出したくせに。コロナでケツを切られて、あわただしくみんないい人にした気がする」

なかでも残念がる人が多かったのか、田中みな実の礼香が普通のオンナになってしまった点だ。

   「礼香には最後まで狂った悪女でいてほしかった。眼帯している方が美人なのに」

「失明した眼球って、そんな簡単に治らないと思うけど。なんだこの茶番劇」

   「いや、みな実もキャリアを考えたら、いつまでもヘンな役やっていられないでしょ。結構可愛いと思う」

   「みな実、ブーイングすごすぎて、嫌われないように普通キャラに戻したね」

「好きだったのにマサ宛の曲だと知った今、歌えなくなったよ」

   さすがに最終回だから、浜崎あゆみのヒット曲のオンパレードで、「懐かしい!高校時代にカラオケで歌った曲ばかり!」と喜ぶ「あゆ世代」が多かったが、当時会社の専務だったマサへの不倫の恋のラブレターだったことにショックを受けた人も少なくない。多くの曲が長瀬智也にささげたものだと思い込んでいた人が少なからずいたせいもある。

   「あゆはファンに向けて歌を歌っていた訳ではなく、マサ(松浦)に振り向いてもらいたくて歌をささげていたってことですよね?『vogue』『Far away』『Seasons』のいわゆる絶望三部作だよね。それと『M』が。特に『Seasons』と『M』は私の大好きな曲で、よくカラオケで歌っていた。私の青春そのもの。もう歌えなくなったよ」

   「『M』のMが松浦だとしたら、『松浦!愛すべき人がいて〜! 時に強い孤独を感じ~ だけど 愛すべきあの人に 結局何もかも満たされる~ 松浦!愛すべき人がいて〜! 時に 深く深いキズを負い~ だけど 愛すべきあの人に 結局何もかも癒されてる〜』って歌っていたということ? ショック!」

   「この曲大好きだったのにマサのために歌われた曲かと思うと...他の好きな曲もどんどん汚されていく感じ」

「気管にむせただけのハプニングが20年後にこんな美談に?」

   「原作本によると、あゆとマサって1999年に別れたんだよね。時系列がおかしい。2001年長瀬智也との交際発覚だから2000年後半ぐらいにはもうマサのことなんてどうでもよくなっているよね」

   「よく知らないけど、『to be』や『Dea rest』は長瀬に宛てた歌だと思っていた。マサにも曲をささげていたと知ってあゆの曲が聴けなくなった」

   「実際は長瀬に乗り換えて別れたんだよね。ドラマでは、この時期に長瀬の存在がなかったことになっているのが違和感しかない」

   「長瀬君がこのドラマ見たら『えっ、この歌俺の時じゃね?』ってなりそう」

   アユがテレビ局で歌えなくなる有名なシーンも「美化しすぎでは?」と疑問を指摘する声もあった。

   「恋愛で別れたから歌番組で泣いて歌えなくなるってねえ。安室奈美恵さんなんてお母さんが殺害された12日後に『HEY!HEY!HEY!』の生放送に出て、気丈に歌っていたのに」

   「Mステのクリスマススペシャルで、『Appears』の冒頭で喉詰まらせていたよね。見ていたから覚えている。歌詞を忘れたか、むせていたのかと思った。ドラマはあれの再現かな? あれ本人が当時のVTR振り返る時にタモリさんに説明していたよ。喉に何かひっかかってむせただけって」

   「そう言うしかないよね。本当の理由なんて言えないよね」

   「でも、気管にむせただけのハプニングが、20年越しでこんな美談になるのか」

「このドラマはいったい誰のために作られたの?」

   最終回が放送されたあと、このドラマはいったい誰のためにつくられたのか、という疑問の声が多かった。

   「結局、マサの浮気が美化されまくりだったね。すごい。何もかも美化しすぎていて何も響かない」

   「はい、名言頂きました~。『星は孤独だから輝ける!』『傷ついてこそ書ける詞がある!』。マサ、 そう言って何人の若い女を捨ててきたんだ? このドラマで一番得をしたのは、三浦翔平にカッコよく演じてもらったマサだよね」

   「うちの母が、本物はどういう顔しているの?って聞いてきたから、調べて画像見せたら、無言で返されたよ」

   「番組終了と同時に、浜崎あゆみの新曲のCMを流してきたよね。浜崎あゆみの本格復帰プロジェクトの一環だと思う。それと、あゆの半生を演じた安斉かれんちゃんの盛大な売り出しだね。エイベックスぽい!」(テレビウォッチ編集部)

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