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レジ袋は10円でも100円でもいいと思う。どうしても必要なら買えばいい

   7月1日から、スーパーやコンビニでのレジ袋が完全有料化になった。小泉進次郎は「地球規模の問題を解決する」と鼻息は荒いようだが、なんで今頃と思わざるを得ない。

   私は、レジ袋は10円でも100円でもいいと思う。どうしても必要なら買えばいい。だが、プラごみ全体の中でレジ袋など所詮些末な話である。

   文春で消費者問題研究所の垣田達哉がこう語る。

   「レジ袋はプラごみ全体の2%程度とされ、プラごみの量に影響はほぼありません。そのため、環境省とともにレジ袋有料化を促進している経産省は、今回の目的を『消費者のライフスタイル変革』とホームページで説明しています」

   小さなことから大きな問題を考えさせるという意義はわかるが、レジ袋は日本の小さな企業が作り出した世界的な発明である。

   木を見て森を見ない、いかにも日本的な小手先の弥縫策(びほうさく)だと思う。

元木昌彦(もとき・まさひこ) ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、『現代の"見えざる手"』(人間の科学社新社)、『野垂れ死にある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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