新型コロナの新たな感染者が、きのう2日(2020年7月)東京で107人となった。2カ月ぶりの100人超で、小池百合子都知事は、「感染拡大要警戒」「夜の街要注意」の警告を発した。問題は今後どうなるかだ。
菅官房長官は、「緊急事態宣言を再度発令するような状況ではない」とした。専門家も第1波のような状況にはなっていないというが、濃厚接触と不明が増えていること、家庭内や病院、介護施設での感染増加は「気になる」という。
全国で196人、このうち首都圏が150人で急増中だ
東京都は今回の状況分析に、モニタリング指標を設定した。「感染状況」と「医療提供態勢」の2つの項目それぞれを4段階に分け、今回は前者が上から2番目のオレンジ、後者が3番目のイエローとした。しかしこれがわかりにくい。4色で示した「東京アラート」の方がわかりやすかった、という声もある。
専門医の佐藤昭裕さんは「街を歩いているだけで感染することはない。密でなければ、やたら怖がることはない」という。だが、「今の数字は2週間前の結果。重症化は感染から1カ月後。これを見通すのは難しい」という。
感染経路不明者の分析数字がある。一昨日(1日)時点での不明者の割合27.1人、増加比率158.5%がそのままのペースで行くと、4週間後(7月末)には6倍の1日約160人に、さらに4週間後の8月末には、40倍の約1000人になるという。
司会の加藤浩次「これは一昨日の時点が元だから、昨日の107人、その前の67人が入ってない」
佐藤医師「この数字は最低限と見てよい。しかも、マスク、ディスタンスなど新たな生活様式でこの数値だから、さらなる対策が必要な時期がきている」
加藤「その新しい対策が出てこなかった」
佐藤医師「クラスター業種などピンポイント抑えないといけない」
加藤「ピンポイントを具体的に示さないと‥‥」
佐藤医師「第1波でも、20代30代が高齢者に移したから、ある程度は予測できる。対策はできる」
昨日の感染は、全国で196人、このうち東京、埼玉、千葉、神奈川だけで150人だ。職場や家庭レベルでも、高齢者対策を強化しないといけない時期がきている。