コロナは気合で乗り切れッてか?東京100人超えも西村大臣「みんなで休業したくないでしょ」と具体策出さず、小池知事は得意の言葉遊び

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   東京都の新型コロナ新規感染者がきのう2日(2020年7月)、107人に達した。100人超えは5月2日以来で、感染経路不明者も45人にのぼっている。

   小池百合子都知事はきのう2日夕方、緊急会見を開いたが、「感染拡大要警戒」「"夜の街"要注意」と書かれた緑のパネルを掲げて「都民のみなさまは夜の街、夜の繁華街への外出は控えてほしい」と訴えただけで、具体策は出なかった。

国民に丸投げで、危機意識ゼロの安倍政権と小池都政

   菅義偉官房長官も記者会見で「現時点で緊急事態宣言の予定はない」。新型コロナ担当の西村康稔経済再生相にいたっては「もう誰もああいう緊急事態宣言とかやりたくないですよ。みんなで休業もやりたくないでしょ。みんなが努力しないとこのウイルスには勝てません」と訴えたが、要は国民に丸投げ状態だ。

   東京都の感染状況の分析を担っている国立国際医療研究センターの大曲貴夫センター長は、感染経路不明者が45人にのぼったことについて、「この状況で変化なく増えていくと、4週間後には感染経路が追えない新規の陽性者が1日あたり6倍に増えます」と警鐘を鳴らす。

   107人のうち無症状の感染者は18人だったが、その大半が"夜の街関連"ではなかった。WHO(世界保健機関)は「感染した人の約4割は無症状の感染者からうつされたとするいくつかの研究がある」との見解を示している。小池知事は「5月の100人とは違う」と言うが、東京の現状は決して安心できないのだ。

   司会の小倉智昭「小池さんは言葉遊びみたい。西村さんは『もう緊急事態宣言とかやりたくないでしょ』と言うけど、本当に感染が拡大してきたときに、政府は緊急事態宣言を出すのかどうか。自分たちの首を絞めることになりかねない気がします」

   中瀬ゆかり(「新潮社」出版部部長)「もう休業要請はできないとか、経済を回さないといけないということが先にありきで、『あとは国民の気合いで乗り切るんだ』と丸投げです。先の見通しが全く見えません」

   若狭勝(弁護士)「衆議院の解散風が吹き始めていますが、自民党の危機意識がないことの表れです」

   小倉「コロナの重要な問題があるのに、本当は国会が休会をしていちゃいけません。自民党は東日本大震災の時の民主党政権のことをボロクソに言いますが、民主党政権の時は国会の開催日がすごく多かった。見習ってほしい」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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