「5日(2020年7月)の日曜が何の日か」を都内で聞くと、東京都知事選挙の投票日だと答える若者は少なかった。「なんだろう、わからない」「七夕の2日前?」と多くが考え込むだけ。前回2016年の都知事選では全体投票率59・6%に対して20代は37・6%、前々回2014年は46・1%に27・9%だった。
渋谷で聞いた20代は「政治改革といっても老人向けなので、べつに(投票に)行かなくてもいいかなみたいな」「結果は毎回、おんなじ感じがする」、新宿にいた30代は「若者に興味を感じさせる政治家がいません」としらけた反応。「選挙は地位や名誉の取り合いに感じてしまう」という若者もいた。
若者たち「興味を感じさせる政治家がいません」
これに、キャスターの立川志らくは「政治に興味を持たせてと若者は言うが、政治に興味を持つことが大人への第一歩なんだよ。誰がやっても変わらないなんてことはない。そう思うのは勉強していないからで、甘えている、かっこつけているだけだ」
ゲストのロンブー淳(お笑い芸人)も「政治に関心を持たせる政治家なんて、そもそもいない。自分から知りにいかないと、アクションとしておかしい」
志らく「こういう若者がいるのは、平和なんだよ。香港を見てごらん。動かなければ国が亡ぶと若者が動いている」
志らくや淳より若い司会の国山ハセン「投票には行きますけど、正直、一票の重さが実感できているかというと疑問符がついていますね」
キャスターの若林有子「私も友だちと選挙の話すらほとんどしません。コロナを経験して政治と生活がつながる感覚はわいてきました」