韓国ドラマ「愛の不時着」もう見た?「切ない」「のめり込んだ」...財閥お嬢様と北朝鮮兵士のとんでもラブコメディー

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   北朝鮮と韓国の関係が緊迫している中で、南北の愛を描いた韓国ドラマ「愛の不時着」がヒットしている。韓国の財閥令嬢がパラグライダーで飛行中に事故に遭い、北朝鮮に不時着するが、北朝鮮のエリート軍人に保護され恋に落ちていくというストーリーだ。最終回の視聴率21.7%、放送したケーブルテレビ局の歴代最高視聴率を記録した。日本でもNetflixで2月(2020年)の配信開始以来常にトップクラスという。

   主演は日本でも人気のあるソン・イェジン(38)。2008年に韓国の女優がプレジャーボートに乗っていたところ、気象悪化で北方限界まで流され、韓国海軍に救助されたことがあった。これがヒントになった。制作に当たっては、脱北者にインタビューし、北朝鮮の生活を調査した。

脱北者に取材したリアル!北朝鮮は「純極まりない謀略宣伝」

   ドラマを見た人は「韓国と北朝鮮、近くて一番遠い国、それがものすごく切ない」(女性)、「北朝鮮モノだけどコメディもあり、どんどんのめり込んでいった」(男性)。コメンテーターの浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」統括編集長)は「2巡見ました」という。

   司会の羽鳥慎一「ドキドキした恋愛や切ないこともありますが、北朝鮮って、こうなのね、ということが分かるのもポイントですね」

   ドラマでは、頻繁に停電する。軍人たちの村では夜になると、ろうそくの火で朝まで過ごす。また、冷蔵庫がないので、肉などは塩つぼに入れて傷みにくくしている場面もある。北朝鮮で現地取材した記者によると、停電はよくあり、上流階級は韓国製の冷蔵庫を持っているが、一般庶民は停電が多いので、冷蔵庫として使えず、物入れ状態になっているという。このほか、盗聴も出て来る。

   北朝鮮は、「荒唐無稽で不純極まりない 反共和国映画やテレビ劇を流し、謀略宣伝に積極的に乗り出している」と批判している。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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