きのう28日(2020年6月)、東京では新たに60人の新型コロナ感染者が確認された。このうち30代以下の若者が45人、感染経路不明者は39人。直近1週間の感染者が334人と、アラート解除後の感染者数は高止まりを続けている。
しかし、都内で行われた英検の試験会場では、健康チェックや消毒に時間がかかり入り口は長蛇の列、エレベーターもぎゅうぎゅう詰めで、受検者たちからは不安の声が。東京・秋葉原では26日、メイド喫茶で従業員3人が感染したことも明らかになった。
NYから戻ってきた人が東京の密度に驚いていた
しかし、西村康稔経済再生大臣は28日の会見で「東京の感染をデータに基づいてしっかり把握し、マッピングしながら対応を考えていきたい」とする一方で「緊急事態宣言の再指定は考えていない。PCR検査や医療体制が整備されており、専門家も大きな懸念はもっていない」と問題視しない態度だ。
小倉智昭キャスター「若い人で無症状の人が多いと、かなり散らばっていくんじゃないかという不安がよぎります」
二木芳人(昭和大学医学部教授)「心配しています。早めに手を打つ必要があると思います。高齢者の方は慎重で外に出ないが、社会活動を担う若い人が感染に関与していく」
石黒賢キャスター「街中でも人が増えている。娘夫婦がニューヨークから戻ってきたが、日本の密度に驚いていた」
小倉智昭「緊急事態宣言の再指定は考えていないと言い切れるのか。東京五輪を中止、再延期した方がいいと思う人が5割を超える世論調査の結果が出ているが、それだけ不安を感じている人がいる」
二木芳人教授「東京は明らかに感染の火種とわかっている。精査した上でもう少し踏み込んだ対策が必要じゃないか。数が増えていくのを黙って見ていくといずれ第2波に繋がる」
文・みっちゃん