平成の歌姫・浜崎あゆみの誕生秘話とエイベックスのプロデューサー松浦勝人氏とのドロドロ不倫劇を描くテレビ朝日系のドラマ「M 愛すべき人がいて」の第6話が27日(2020年6月)放送された。アユ(安斉かれん)が、レコード大賞と紅白歌合戦出場という2冠を果たして頂点を上り詰める陰で、マサ(三浦翔平)と同居し、禁断の恋に大きく踏み出して破滅の道を歩み始める展開だ。
「商品に手を出した」と解雇されるマサ
ネット上では、「あゆがリアルなマサとこんなことをしていたなんてショック!長瀬智也とじゃなかったの?」「そう。『M』じゃなくて『N』という曲を作ったほしかった」という声があふれた。
また、「田中みな実のわざとらしい狂気の芝居に飽きた。その分、あゆのサクセスストーリーをしっかり描いてほしい」という声も多かった。
物語は、嫉妬に狂ったマサの秘書・姫野礼香(田中みな実)が、A VICTORY社長・大浜(高嶋政伸)に、ホテルから出てきた2人の写真を見せて叩き潰す作戦を持ち掛ける。そんな策略が進んでいるとは知らないマサは、自宅をリフォーム、アユを呼び寄せる。アユのドレスルーム、レコーディングができる音楽スペースを備えた家賃月額500万円の豪邸に一緒に暮らし始める。アユが手料理をつくり、マサが曲作りのすべてを教えるなどまさに幸せの絶頂――。
一方、プロデューサー流川翔(白濱亜嵐)は、大浜からAXELS(アクセルズ)の解散を宣告される。悲しみに打ちひしがれたメンバーの1人、玉木理沙(久保田紗友)が自殺を図り一命をとりとめる。責任を感じて落ち込んだ流川に、マサは「逃げてンじゃねーよ!人の人生背負ってンじゃねーか!」と一喝する。
ある夜、アユとマサが帰宅すると、礼香が家に勝手に入り込んでいた。狂った礼香が歌い始める。「ハッピー・バースデー・ツー・ミー」。壊れ始めた礼香の常軌を逸した行動にあ然とする2人――。そして役員会で、2人の密会写真を前にマサは大浜社長から「うちの商品に手を出しましたね、解雇しま~す!」と宣告される。窮地に追い込まれたマサとアユ、どうする?
「安斉かれん、パッツン、パッツンじゃないですか」
「ガールズちゃんねる」「M 愛すべき人がいて-みんなの感想-Yahoo!テレビ.Gガイド」などのネット上ではまず、アユ役の安斉かれんがすっかり「コロナ太り」したことに衝撃の声が――。
「安斉かれん、パッツン、パッツンじゃないですか?ゆったりした服を着てても乳でっか!って思ってしまいました。ドスコイ感ハンパない」
「パンツの後ろ姿、お尻大きすぎてヘン」
「コロナ自粛中に太っちゃ、プロの女優として失格でしょ」
「いえ、このころの浜崎あゆみはポッチャリだったから、役作りで太っているのかも」
「そうですよ。ヘンテコなドラマだけど変な愛着が湧いてきたせいか、安斉かれんちゃんも可愛いなーって思ってきた。最初はなんか作られた感あって可愛いとか思わなかったのに」
「この頃の浜崎あゆみって、驚愕するくらい可愛かったと思うわ。こんな感じですよ」
「芸能界なんて遊郭と同じ。枕までやらせてポイ捨てとは」
デビューシングル2、3枚で解散を宣告されたアクセルズと玉木理沙に同情の声が。
「レコード会社から契約打ち切られた人たちって、みんなどうやって生活しているんだろう。こうやって夢砕けた人がたくさんいたんだろね」
「モデルはフジテレビのアイドル番組から誕生したMISSIONという5人組のグループ 。1998年春にデビューして99年秋に解散している。この番組に松浦勝人氏もゲスト出演していたのを見た。売り出すため彼もそれなりに力を入れたけど売れなかった。でも楽曲は結構よかったんだけどね」
「でもメンバーの1人が海外にダンス留学しますと言っていたけど、それ、スピードのひとえだよね」
「芸能界なんて遊郭と同じだね。枕までやらせて対抗心を煽り、追い詰めて問題になると使い捨て。そんな風に扱われた歌手志望の女の子たちってたくさんいたんだろうね。可哀想だよ」
「流川がりさに病室でプロポーズするところが、このドラマで唯一真面目に演技しているシーンだね。ぶっ飛んでいる人ばかりの中で、りさだけがまともに見える。枕までしたなんて悲しいけど、このあと幸せになれるのかな」
小室哲哉と依田社長に比べマサだけがエエカッコシーに描かれる
今回のドラマでいちばん多かった声が、初期の浜崎あゆみのヒット曲がマサとの不倫の結果に生まれたのか、という衝撃だ。「ドラマでは三浦翔平が超イケメンでカッコいいから不倫やひどいパワハラでも多少許せるが、リアルな松浦勝人氏の風貌を想像するとガッカリする」というのだった。
「今さらだけど、これって奥さんと同時進行の話だよね。ドラマでは離婚しているという設定になっているけど」
「豪邸で同棲して、歌手としてもバックアップしてくれたら10代ならコロッといっちゃうわ」
「てか、こんな大恋愛があって、曲にしちゃって、ドラマにしちゃって、2人は結婚したわけでもないのに恥ずかしいね」
「マサはこのドラマ見てニヤニヤ止まんないだろうな。実際、あゆよりマサが主人公になっている。カッコ良く仕事ができてモテモテの人生の勝者感すごい」
「このドラマで、いちばん得に描かれているのはマサだよ。マサ役はカッコいい三浦翔平なのに、小室哲哉さんはあんな風だもんね。小室さん、このドラマ見ていないみたいだけど、見ていたら怒るよね。マサとのお家騒動で追い出される依田巽社長(編集部注:高嶋政伸演じる大浜社長のモデル)も悪者扱いだし、怒ると思う」
「当時のあゆは、小室さんと華原朋美が堂々と手をつないでいるのを見て悔しかっただろうなあ」
「ひょっとして最終回に長瀬智也が出てくる?」
ここで長瀬智也の話で盛り上がるのだった。
「リアルな話、マサとのことと思ったら今まで好きだったあゆの曲も全部好きじゃなくなったよ。長瀬だと思っていたかったのに。あの頃のあゆを見ても可愛いとすら思えなくなってきたよ」
「ところで最終回に長瀬は出てくるのかな?」
「予告編でイケメンがチラっと出ていたけど、あれ長瀬?」
「最初から長瀬智也と浜崎あゆみの話だったら、めっちゃキュンキュンした気がするけど、ドラマにするネタ間違ったんじゃないかな」
「それはジャニーズがうるさいと思う」
また、ドラマにちょっと登場した番組、人物にも議論が。
「あゆに手のひらを返して媚びるプロデューサーの番組『シング・シング・シング』の元ネタは何の歌番組だろう? HEY!HEY!HEY!かな?」
「調べたらHEY!HEY!HEY!のプロデューサーの名前に似せている」
「マサの学生時代、横浜のレコード店長役はDJのクリス・ペプラーだよね。俳優やっているのを初めて見たわ」
「本物のあゆはQueenの映画みたいなドラマを期待したかも」
暴走する田中みな実に対する猛批判が今回は特に激しかった。
「不法侵入、器物損壊、脅迫、騒音条例違反...。もう警察か病院案件です。なんか見ていて疲れます」
「みなみ、最初は面白かったけど演技オーバーにして笑わせようとするから飽きてきた」
「みなみ、本当にもう痛々しい。こういうのは水野美紀のような実績がある女優さんがやるから光る怪演だよ。アナウンサーあがりの美容オタクがやっても痛いよ、寒いよ」
「あゆ世代としては、デビューしてからブレイクするまでじっくりやって欲しかったよね。おそらく田中みな実のせいでかなり重要なエピソードが省かれたと思う。それに当時の曲をもっとたくさん流してほしい」
「そうだね。本物のあゆ的にはQueenの映画みたいな感じで自伝ドラマが作られるべきと思ってそう」(テレビウォッチ編集部)