32歳にもなってまるでガキの手越祐也!タレントを人間として成長させないジャニーズ...SMAPらオッサンアイドルは難しいこれからの活動と人生

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   ジャニーズ事務所を首になった手越祐也が、6月23日(2020年)夜にYouTubeで会見を行った。テレビニュースでさわりを見ただけだが、感じたのは一点だけ。ガキだな。32にもなるそうだが、とてもそうは見えない。ファンもそこそこいるそうだし、やりたいこともあるようだから、手越のこれからについては何の関心もないが、ジャニーズ事務所の大罪は、所属タレントを人間として成長させなかったことである。

   SMAPの連中もそうだし、嵐の櫻井翔の結婚までのゴタゴタを見ていても、そう思わざるを得ない。40近いオッサンがアイドルなんて、自分でもおかしいと思わないのか。ジャニーズ事務所の崩壊は止まらないと思うが、外に出たオッサンアイドルたちは、これからの長い人生をどう生きていくのだろう。

   フライデーが、声優界の超人気イケメン・江口拓也(33)と、2年前に電撃引退した『バンドリー』にいた遠藤ゆりか(26)が「極秘同棲」をしていると報じている。遠藤の引退理由は「体調不良」だったというが、江口との結婚が理由ではなかったのか。フライデーは遠藤を直撃しているが、「フフフ」と笑みを浮かべながら、「結婚しているわけではないです」と答えている。

  • 手越祐也(2020年撮影)
    手越祐也(2020年撮影)
  • 手越祐也(2020年撮影)

芸能人って、なぜ結婚していることを公表しないのだろう。人気に陰りが出るから?

   芸能人って、なぜ結婚していることを公表しないのだろう。人気に陰りが出るから? そんなちっぽけな人気なら、結婚しなくてもなくなるよ。昔は、30過ぎて結婚していないと、男でも、どこか身体に欠陥があるんじゃないかといわれたものだ。

   さて、久代萌美(30)というアナがフジテレビにいるそうだ。おっとりした印象とは違って、明石家さんまや松本人志にイジられても、歯に衣着せぬ切り返しで人気だそうである。そんな久代は、ユーチューバーの「北の打ち師達」(なんじゃそれは?)の"はるくん(24)"というのと熱愛中だそうだ。

   だが、そんな2人がいい争いになり、はるくんが友人に仲裁してもらおうとLINEしたら、勘違いしたその人間が警察に通報して、2人のいるマンションに警察官が駆け付け騒ぎになったそうである。先の手越ではないが、昨今の若い人は、事の軽重がわからないのだろう。警察に連絡すべきことか、時間をおけば解決するのかの見極めがつかないのだ。久代という女も、年下の男相手に夫婦喧嘩の真似ごととは、大人げない。

電通に流れ込んでる「莫大な公金」徹底的に洗い出せ!エネルギー分野でも7000億円

   「俯仰(ふぎょう)天地に愧(は)じざる生活」という言葉がある。二葉亭四迷の「予が反省の懺悔」のなかにあるという。意味は、心や言動にやましい点がない生きざまだそうだ。宝島社の『文豪の凄い言葉づかい辞典』というムックを衝動買いしたなかにあったのだが、さすると、今の安倍首相は「俯仰天地に愧じる生き方」ということになる。

   そのおこぼれをもらって生きている政治屋、役人、電通、パソナは「安倍の爪牙(そうが)=忠実な臣下」に堕しているということになる。週刊文春が、電通と省庁との癒着構造は、エネルギー分野にもあると報じている。それは「環境共創イニシアチブ」だそうだ。いかにもという名称である。総務省が所管するマイナンバーポイント事業を、ここを通して、電通が業務のほとんどを再委託されているというのである。

   2011年2月に設立されたが、当初から経済産業省・資源エネルギー庁の補助金事業を中心に手掛けてきて、ここの事業だけで7000億円を超える額が交付されているそうだ。2013年に発覚した東日本大震災の復興予算流用問題で、経産省の予算を管理していたのもここだったという。当時は、従業員のほとんどが電通からの出向者だった。持続化給付金事業で問題になっている「サービスデザイン推進協議会」(サ協)とここの2つは同じような仕組みだが、電通側はそう思われるのを嫌がっているという。

   ここは赤池学が代表理事だが、赤池に代表理事を打診したのがサ協の平川健司なのだ。平川という男、両方に絡んでいて、経産省の中小企業庁長官の前田泰宏とベッタリなのである。<電通に莫大な公金が流れ込む不透明な構図が霞が関に広がっていないのか、検証が必要だ>(週刊文春)。検証すれば、間違いなく電通と官僚、それに群がる政治屋どもにつながるに違いない。

ああ、やっぱり...河井克行から30万円受け取った町議がささやかれた「安倍さんからです」

   河井克行容疑者から現金を受け取ったことを認めて、三原市の天満祥典市長が辞意を表明した。金額は合計150万円。そのほかにも、30万円を「安倍さんから」といわれて河井から受け取ったと繁政秀子町議が認めている。河井夫妻の公選法違反は間違いないようだが、そのカネは、自民党から2人に流れた1億5000万円が使われたに違いない。それを指示した安倍首相の責任は、徹底的に追及されなければならないこと、いうまでもない。

   やはり週刊文春が報じていた菅原一秀前経済産業相の公職選挙法違反容疑は、東京地検特捜部が不起訴処分(起訴猶予)にした。<特捜部は、秘書が香典を代理で持参したことは違法と認定したものの、あくまで例外的な行為だったとして『公選法を無視または軽視する姿勢が顕著とまでは言いがたい』と判断した。経産相を辞任し、謝罪したことも考慮したとい>(朝日新聞DIGITAL 6月26日 5時00分)

   今週も週刊文春で菅原の元秘書たちが、菅原の悪事を口々に話しているが、これが事実だとしたら、政治家失格である。選挙民たちは、このことを決して忘れずに、総選挙があれば、「清き一票」を汚れた候補者に投じてはいけない。

「コロナ・パンデミックでも繁栄する世界トップ100社」日本はたった3社で大丈夫なのだろうか

   新型コロナウイルス感染者がここへきて増えてきたと、ワイドショーや"国営放送"の NHKが騒ぎ立てるが、感染者数は問題ではない。怖いのは死亡者数であるはずだが、きのう25日(2020.年6月)も2人増である。重症化しやすい高齢者の検査を最優先にし、入院・治療すれば、ベトナムとはいかないが、今のところは騒ぐことはない。

   イギリスのフィナンシャル・タイムズが、「パンデミック下でも繁栄する世界トップ100社」というのを発表した。トップがアマゾンで、2位がマイクロソフト、3位がアップル、テスラと、アメリカ企業が続き、5位に中国の対話アプリ「微信」が入っている。

   アメリカ企業が47社、中国企業が24社。日本はなぜか中外製薬が21位、キーエンスが48位、第一三共が68位にと3社だけ。トランプ大統領の不手際で感染者・死亡者ともに多いアメリカだが、コロナ後の回復も早そうだ。それに比して、日本は心もとない。「北朝鮮を除いて、アジアの最貧国」になるという予測もあるが、今の状況を見ていると、現実になりそうだ。

   さて、北朝鮮が不気味な動きをしている。金正恩の健康問題、生存問題が取り沙汰されている。河野太郎防衛相が25日に海外特派員協会で講演をして、<現時点での仮説として、(1)新型コロナウイルスが北朝鮮でも感染拡大したため金委員長が公の場に現れなくなっている可能性(2)金委員長の健康状態が疑われる(3)昨年の農産物不作など経済的苦境にあるため対外的にスケープゴートを求め強硬策に出ている──ことなどをあげた>(ニューズウイーク6月25日17時53分)

   週刊新潮は、金の妹・金与正(32)が最近、表に出ていることを取り上げ、新k型コロナのために中朝国境を封鎖したことで、餓死者が出始めており、公然と金正恩や与正を批判する声が出てきているため、韓国の文在寅大統領を非難し、不満の矛先を変えようとしているのではないかと見る。 予正が実権を握ることについては、<「彼女が致命的なのは軍隊経験がないこと。北の最高指導者はすなわち軍の最高司令官。120万人の軍人が司令官として認めるのはかなり難しい」(龍谷大学社会学部の李相哲教授)>

   そうだとしたら、指導者を失った北朝鮮で、軍が暴走して韓国に戦争を仕掛けるということまで想定される。やる気を失っている安倍首相と、直情径行型の河野太郎に日本を任せてはおけないと思うが、人がいないな。

   今週はニューズウイーク日本版が面白い。ボルトン前大統領補佐官の暴露本がベストセラーだそうだが、大統領選には大した影響はないと見る向きが多いようだ。それは、トランプが中国を狙い撃ちし、自分こそがこうした敵と対峙できる最良の大統領であるということを強力にアピールしているため、共和党内のトランプ擁護派や熱烈な支持者が彼を見限るかどうかは定かではないからだ。

   だが、ニューズウイークは<ボルトンの回顧録が大統領選をどれだけ左右するかは分からない。だが、影響が小さいと見なすのは無理がある>と書いている。

中国もひどい「黒人差別・迫害」黒鬼と呼んで道を歩いていたら袋叩き

   映画『風と共に去りぬ』まで、黒人差別の問題で上映禁止になっているように、アメリカで起きている「Black Lives Matter」のうねりは広がり続けている。日本でもこれを掲げてデモをする人たちが多くなっているが、ニューズウィークは、日本のメディアは、なぜ中国の酷い黒人差別問題を取り上げないのかと疑問を呈している。

   筆者の楊海英が1980年代、北京大学でアフリカからやってきた留学生たちと交流試合をやったとき、中国側は相手を公然と「黒鬼」と呼んでいたという。2016年には「黒人を洗濯したら、アジア系の白い美男子になった」というCMが問題になった。コロナウイルスが蔓延している頃、中国の広東省で凄まじい黒人排斥運動が起きた。

   街頭をさまよっていた黒人が中国人たちに袋叩きにあった。被害者の中にはアメリカ国籍の黒人もいたが、そうしたことが日本ではまったく報じられないのはなぜなのか。嫌中で有名な日本だが、黒人差別はアメリカの問題だと刷り込まれているからなのではないか。私は、視野狭窄は日本の国民性だから、見えていても見えないのだと思う。

死んだわが子に会うVR――アバターの娘とおしゃべりしながらバースデーケーキに火をつける母親に涙出た

   あなたは、亡くなった自分の子供にVR(バーチャル・リアリティー)の世界でなら会える、といわれたらどうするだろうか。韓国のMBCが、2016年に病気で亡くなった幼い娘とVRで再会を果たした母親の姿をドキュメンタリーにして、『ミーティング・ユー』として放映され、話題になったとニューズウイークが報じている。

   そのビデオクリップはYouTubeでも見られ、2000万回以上再生されている。私も見てみた。生存していた時の娘の映像や写真も出ている。VRに出て来る娘はそっくりとまではいかないがよく似ている。あまりリアル過ぎてもよくないと、このドキュメンタリーの監督がいってる。

   娘と出逢い、話をかわし、バースデーケーキのロウソクに火をつける。母親が、娘と会えたらどんなことを望んでいるのかを何度も話をし、つくり上げていったそうだ。私は単純だから、見ていて涙したが、死者をアバターとしてよみがえらせる倫理的な問題や、個人情報の収集と処理についてなど、意外に批判的な反応が多かったという。

   私だったら、2年前に亡くなった愛犬にもう一度会ってみたいな。技術の進歩で、こうした試みは増えていくのだろう。だが、VRから出てしまえば、一瞬にして夢になってしまう。それを考えると複雑な心境だが、寝るとき以外は機器を外さないでいれば、ずっとその世界に浸っていられる。最高の、そして最良の現実逃避にツールになるのではないか。(文中敬称略)

【絶対当たらない馬券術】「宝塚記念」抜け出すサートゥルナーリア、追いすがるラッキーライラック

   今年前半最後のGⅠ「宝塚記念」。ファン投票1位のアーモンドアイが回避して今一つ盛り上がらないが、ラッキーライラックとサートゥルナーリアの一騎打ちという下馬評である。牝馬が強いレースで、2200メートルという半端な距離が、若干、予想を難しくしている。2000メートルならばサートゥルに分があると思うが、200メートル伸びるのがどうか。

   一方のラッキーのほうは、牝馬にしては520キロという超大型馬である。大型馬が苦戦しているレースだけに、やや引っかかる。というわけで、本命は先に抜け出すであろうサートゥルナーリアにした。対抗はラッキーライラック。この2頭に食い込めるとしたらクロノジェネシスか、これが▲。△はワグネリアン、モズベッロ、スティッフェリオ、カデナまで。GOODLUCK!

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、 『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)、『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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