新型コロナウイルスの感染防止で開幕戦が3か月遅れとなった女子ゴルフツアー「アース・モンダミン杯」(千葉県・カメリアヒルズCC)がきのう25日(2020年6月)に始まり、渋野日向子、鈴木愛、畑岡奈紗らトップ選手が顔をそろえた。 試合は無観客で行われていて、テレビ中継もない。昨年(2019年)に台風の影響で無観客ラウンドはあったが、「テレビのローカル放送もないツアー大会は前例がないのではないか」(日本女子プロゴルフ協会関係者)と言う。
全選手のプレーとインタビュー
テレビ中継はないが、ユーチューブでライブで視聴することができる。予選ラウンドは午前7時~午後6時、27、28日の決勝ラウンドは午前8時~午後4時に配信。実況・解説つきで注目選手らを追う「全体中継」、ハンディキャップ1の最難関ホール6番をはじめ、3番や11番など「注目3ホール」、「4つのショートホール、プレーを終えた「選手インタビュー」の4チャンネルが流れている。
映像はテレビに比べると鮮明度は落ちるが、有名選手や優勝争いしか追わないテレビに対して、全選手のプレーとインタビューを見られる。サッカーや野球のように観客が一体になって応援するのとは違って、プレーをじっくり見たいゴルフは、ネット中継のほうがいいかもしれない。選手と一緒にコースを回っている気分になるからだ。今後はドローンなども使って、豊富な映像が配信されることだろう。
初日の第1ラウンドのピーク時の視聴数は8万50000人だった。決勝ラウンドの度、日曜はもっと増えそう。(テレビウォッチ編集部)