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三浦半島の謎の異臭は南海トラフ地震の予兆?阪神・淡路の前にも神戸で変な臭い

   けさ25日(2020年6月)の地震には驚いた。東京は震度3だから、それほどでもないが、揺れが長く続いた。千葉県旭市では震度5弱を観測した。このところ千葉を中心に地震が多い。

   週刊ポストは、三浦半島の"謎の異臭"は南海トラフ地震の予兆ではないかと報じている。6月4日、三浦半島や横須賀市で、異臭を訴える119番通報が2時間ほどの間に150件ほど寄せられたが、原因不明で終わった。この異臭について、地震学者の高橋学は、長年、臭いと巨大地震の因果関係について研究してきた見地から、1995年の阪神・淡路大震災が発生する数か月前にも、神戸東部でこのような異臭が確認され、大地震の予兆ではないかと見ている。

   高橋は、大地震は突然起こるわけではなく、本震が発生する数か月前から、地盤が割れたり、プレート同士が密接している部分が剥がれたりといった現象が起きているという。70年代に大阪市立大学の研究チームが、岩石に人工的な圧力をかけて破壊する実験を行った際にも、焦げ臭いような独特な匂いが発生することが確認されているそうだ。

   三浦半島、東京湾を挟んで対岸にある房総半島南部には活断層が多く、東京湾には相模トラフがある。高橋は、西日本の南海トラフだけではなく、相模トラフ、沖縄トラフが連動した超巨大地震「スーパー南海地震」が起きる可能性があると警告している。

   週刊新潮は、地震予知を可能にする「電離層前兆予測」というのがあり、研究は実用可能に近い段階に来ていると報じている。京都大学大学院情報学研究科の梅野健教授がその人だが、カギを握るのが「電離層」といって、地上から約80~1000キロのところにある大気上層だという。

   いわゆる宇宙は電離層の外にあり、電離層の下にはオゾン層がある。東日本大震災がきっかけに震災が起こる前の電離層のデータを分析すると、地震発生の約1時間前に電子数が異常に増加していることがわかったというのである。

   だが、「現在までの研究成果だけでも、マグニチュード(M)6以上の地震は、1日もしくは数時間前に予測することができます」(梅野教授)ということだから、わかったとしても、逃げる時間はほとんどないようだ。

   新型コロナウイルス感染拡大が終わらない中で、もし巨大な地震が起これば、間違いなく日本沈没である。それは明日か1週間後かもしれない。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、 『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)、『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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