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原辰徳監督1回100万円賭けゴルフ!?クラブハウスで札束やりとり――巨人軍は週刊新潮に厳重抗議

   今週の週刊新潮のスクープは、読売巨人軍監督の原辰徳の賭け麻雀ならぬ賭けゴルフ疑惑である。原辰徳については、だいぶ前に、女性問題で元暴力団員に1億円払っていたというスキャンダルが週刊文春で報じられ、発売前日に巨人軍が記者会見をして、暴力団員ではないといいながらも大筋で事実を認め、原もお詫びの文書を出すということがあった。

   爽やかな若大将というイメージで売ってきたハラタツだが、今回は1ラウンドで100万円ものカネが動いたというのだから、事実だとしたら、監督辞任ということもあるかもしれない。

   それでなくても、2016年3月に、巨人の高木京介が野球賭博に関わっていたことが判明し、渡邉恒雄最高顧問などが引責辞任するという大騒動があったのである。高木は1年間の失格処分となり、17年3月に巨人と再契約して復帰を果たしているが、球界の紳士たれというモットーを掲げる巨人に賭博はご法度である。

   今回、週刊新潮に話をしたのは十数年前から原と一緒にラウンドをしてきたという50代の男性である。原のゴルフの腕前はシングルハンデのセミプロ級である。彼が原と知り合ったのは、飲食チェーンの社長が原と親しく、その縁でプレーするようになったという。時期は秋季キャンプが終わってから1月末までで、多いときで年に2~3回は回っていたそうだ。

   私は賭けゴルフのルールはよく知らないが、「5・10・2(ゴットーニ)」というのがあり、ストローク1打につき5000円、18ホール回って、10打差がついていたら5万円の負け。それにホールごとの勝敗が1万円。あとはハーフの勝敗ごとに2万円。これを聞いて、私などは身震いするが、これに「ラスベガス」というルールを加えると、先のルールと合わせると100万円近くが動くという。

   だいたいは原が勝ち、彼らは<「クラブのレストランで、現金をタオルやノートで包んで、周りに見られないようテーブルの下からこっそり手渡ししていました」(50代の男性)>

   黒川弘務高検検事長(当時)と賭け麻雀していた記者たちのレートでは、負けても一晩で2、3万円だから、はるかに桁が違う。クラブ内で誰かに見咎められれば警察沙汰にもなりかねない。週刊新潮に直撃された原監督は、「俺、500円以上の賭けごとはしたことないよ。(ラスベガスというルールは)知るか、そんなもの」と笑い飛ばしたそうだ。

   週刊新潮発売後、読売巨人軍が動いた。「事実関係を調査したところ、告発者とされる男性の虚言を中心に、荒唐無稽な事実無根の内容で構成されていることから、同日夕方に株式会社新潮社と週刊新潮編集部に対し、代理人弁護士を通じて厳重に抗議するとともに、本件記事の取り消し及び謝罪文の掲載を要求した」を発表したのである。

   球界の盟主である巨人軍の監督に3度もなっている名監督だから、即刻告訴かと思ったら、「厳重抗議」だけ? というのがやや腰が引けている気がするが、どうなりますか。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、 『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)、『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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