「あゆ、こんな汚いことをして売り出したの?」「コレ、ホントの話? ファンだったのにショック!」。平成の歌姫・浜崎あゆみの誕生秘話とエイベックスのプロデューサー松浦勝人氏とのドロドロ不倫劇を描くテレビ朝日のドラマ「M 愛すべき人がいて」の第5話が放送されたが、大金を積んでCDを自社買いしたり、女性アイドルがテレビ局の大物プロデューサーに枕営業をしたり、アイドルが壮絶ないじめでライバルをつぶそうとしたり...。
どこまでホントでウソか。エグ~イ暴露趣味全開の内容にネットは騒然となった。また、田中みな実が演じるマサ(三浦翔平)の秘書・姫野礼香がいきなり職場にウェディングドレスを着て現れて、「約束いはーーーん!」とマサに結婚を迫ったり、マサのライバルのプロデューサー流川翔(白濱亜嵐)に色仕掛けでキスしたりする大暴走の展開に、「田中みな実が暑苦しい。やり過ぎだ」とブーイングが殺到した。
「田中みな実のウェディング姿は似合わなくてヘンすぎる」
第5話は、アユ(安斉かれん)とマサが急接近、歌姫とプロデューサーの禁断の恋が始まる。マサに拒否された礼香は、大浜社長(高嶋政伸)と結託。さらに、アユのライバルとなる4人組ガールズグループ「AXELS」(アクセルズ)をプロデュースする流川を抱き込むため色仕掛けで迫る。
一方、アユの売り込みに必死のマサは「問題は解決しようとするな。全部吹き飛ばせ。カネの力で流行らせろ!」とパワハラ全開、大金に物をいわせて渋谷をアユ一色で染め上げる。流川も大浜社長からのカネの力で「AXELS」のCDを買いあさる。アユは「AXELS」のの玉木理沙(久保田紗友)からCDをへし折られるなどのいじめに耐えて...という展開だ。
ネット上では、冒頭から会社にウェディング姿で現れる田中みな実のキレッキレの演技に「もう見たくない!」という声が殺到した。
「田中みな実の演出がうっとうしくて、ドラマの邪魔なだけの存在になっている。来週から見るのをやめようと思う」
「休止前の第3話まではコントとして楽しく見られたが、先週から急激につまらなくなった。一番の原因が田中みな実の悪目立ちだ。もうウンザリ。ABEMAテレビでスピンオフの『L 礼香の真実』をやるらしいが、誰が見るんだ。内輪だけで盛り上がってアホ臭い。チープな演技や演出も飽きたし今週で脱落」
「会社にウェディングドレスで来るバカ女がどこにいますか。それに、みな実はウェディングドレスが似合わない。ドレスなのにヘアスタイルがそのままなのがヘンです」
「ウェディングドレスを挙式や前撮り以外で持ち出していいドレス屋なんてあるのですか?」
「田中みな実の亜嵐へのキス。なんでいきなりチューですか。流れ的に要らないです」
「これが噂のエイベックスの自社買い、渋谷ジャックですか?」
CDの自社買い、アイドルの枕営業、そして会社の中の怒鳴り合いと殴り合い。「芸能界の闇」に驚きの声も多かった。
「芸能界って裏では本当にこんな感じなのか? あゆはデビュー当時こんな醜い経験をしていたのか? もしウソならあゆ自身や事務所はこの内容をよく許しているなと思いました」
「ドロドロって言うより、芸能界が気持ち悪い。金と憎悪と愛情の安売りしかない世界。気持ち悪いです」
「これが噂のエイベックスの自社買い、渋谷ジャックですか。マジ、自社買いしていた話をバラすんだと驚きました。ま、この時代、自社買いなんていくらでもあったのでしょうが」
「す、すごいな。マクラの次は自爆があることまで業界の闇にツッコミすぎじゃない? カネ積んで流行らせろとか、自社買いバラシに枕営業とか、脚本の鈴木おさむ、エイベ嫌いなのかな」
「無名のおはまがいきなりトップに躍り出た理由が分かったよ。本人より会社の力なのだと今更ながら思った。気づいたらMステで見かけるようになって、アホみたいなしゃべり方の女の子が歌い出したー、くらいにしか覚えていないが」
「この頃はオリコンランキングを見るのが本当に楽しかったのに、こんな裏があったなんて」
「なんか互いに怒鳴り合っているだけの会社だな。この回はテレビの音量を5下げたよ(笑)。いい歳をした社会人がすぐカッとなったり、殴ったり。頭悪そうな人達ばかりで音楽やっているわけ?」
あゆ、鈴木あみ、もー娘。、林檎、宇多田ヒカルはデビュー年が同じ
一方、デビュー当時に売り上げを争った歌い手や、アユをいじめる4人組の女性グループのモデルが誰なのかにも大いに関心が集まった。
「当時、デービュー年が同じ鈴木あみとモーニング娘。が熾烈な販売競争していた記憶がありますが、あゆのライバルといえば、同じ年にデビューした宇多田ヒカルとか椎名林檎だったと思う。ドラマは、鈴木あみとモーニング娘。の確執を再現しているのかな」
「確かに、鈴木あみか!私も浜崎あゆみと同じ1998年デビューの鈴木あみ、宇多田ヒカルに夢中だった」
「ドラマの中で林檎の『ここでキスして。』が流れていた。林檎デビューは98年。『ここキス』は99年発売だよ。いろいろな歌い手の実話を入れているのかもね」「アユのファーストシングルって10位にもいってなかったんだね。売れてもずっと1位ではなかった。あの時代ってほんとみんな強かったもんね」
「シングル初のオリコン1位はLove~Destiny~。デビューからちょうど1年経ったくらい シングル初のミリオンはBOYS&GIRLS」
「本物のあゆなら、いじめた相手を絶対にぶん殴っているでしょ」
アユをいじめるグループについては、こんな見方が。
「久保田紗友が4人組のグループやっているけど、これは実際のグループなのか、ドラマのための架空のグループなのか? MAXは95年デビューで浜崎あゆみは98年だから違うしね。いたとしても売れなかったグループだよね」
「調べたらMISSIONっていう女性5人組グループが、アユと同じ98年にデビューしたけど、流川じゃなくてマサプロデュースなのと、デビューシングルはオリコン100位だった」
最後にこんな声を紹介したい。
「りさがアユのCDを真っ二つに折ったけど、性格も気性も荒いヤツしか出てこないねえ。本物のあゆなら、こんなことされたら絶対にぶん殴っているでしょ。あゆがこんなに言われっぱなしだったとは思えない。あゆが主人公だからこういう描かれ方なのだろうけど、周りの人間を悪者にし過ぎてシラけるなあ」(テレビウォッチ編集部)