本能寺で信長を守って死んだ帰蝶のなきがらに光秀は...
本能寺の変に至る経緯は――。信長から異例の抜擢を受けて心酔していく光秀だが、一方で、叡山焼き討ちの信長の行動を「魔神」と批判、武田勝頼を滅ぼした直後の陣中で、信長から理不尽な暴行を受けたことと、旧領を召し上げられたことなどが信長への殺意の決定打となっていく。
また、光秀と帰蝶の関係は「麒麟がくる」と同様にいとこ同士の間柄。憎からず思っているという仲だ。本能寺の変では、帰蝶は「殿!お濃は残りますぞ!」といって敵兵相手に薙刀で戦うも背後から槍で突かれて絶命。その帰蝶の顔を光秀が複雑な表情で見つめる場面があった。「麒麟がくる」ではどう描かれるのだろうか。
ネット上では、47年前に「国盗り物語」を見た人々の期待の声が殺到している。
「国盗り物語は本当に、これぞ大河ドラマの中の大河といえる華のある作品でした。また、オープニングのメインテーマ曲が素晴らしく、早いテンポの勇ましい曲調から一転、のびやかな美しいメロディーに変わり、戦国時代の夢と野望、そして悲しみまで感じ取れる曲でした。今でも『国盗り』のメインテーマを流しながら、尾張や美濃の国をドライブするのが大好きです。高橋英樹さんの、はつらつとした力強い演技も魅力的でした。唯一残っている映像である総集編の最後、近藤さんの光秀が竹槍に刺され命を落とすシーンは、何度観ても涙が出ます。そしてバックには、編曲されたオープニング曲が。制作された時代である高度成長の、健康的な日本のダイナミズムを感じさせられる素晴らしいエンディングでした」
「当時は、なんじゃこりゃと思いましたが、光秀が絶命した瞬間に東海道新幹線の疾走シーンに切りかわるエンディングが忘れられませんね!」