「エール」番外編の双浦環「パリの悲恋」に絶賛の嵐 「凛として美しい柴咲コウ」「珠玉の贅沢な時間だった」「本編の主人公夫婦がかすむ圧巻の演技」

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環には「悪女サロメ」のような「覚悟のある人」を期待した

   また、こんな声もあった。

   「分野は違えども同じ芸術家としてこの状況になれば、平常心ではいられないと思います。人間は綺麗事だけでは済まされない、例え相手が大切な女性であっても。という演技が見事でしたね、さすが金子ノブアキ。見いってしまいました。私は本編の夫婦にいつも疑問を感じていたので、今回の話のほうがよかった」

   「嗣人の自己嫌悪が他人事と思えない。私もかつて或る道を志していたが挫折を味わった。嗣人との違いは、私は才能があったが心からの応援がなかった。うちのヨメさんは、口は達者だがエールでないのだ。『君の前にいる自分が嫌になる』の嗣人の気持ちが私ほど分かる人間はいないだろう。夫を理解して支える音がヨメさんの裕一は幸せ者だ。だから裕一と音の心のエールが待ち遠しい。毎朝の15分でも私は幸せになりたい」

   一方で「残念だった」という声も。

   「残念な回だった。本編とのつながりを考えた時、環と嗣人の別れは、環を悪女にして『外面如夜叉内面如仏』の設定が必要でした。環が徹底的な悪態をつき、嗣人の下を去る、環も嗣人も各々、絶望の底に堕ち、そこから環はプリマの頂点を目指し、嗣人は覚醒して画家として生きる。そう、環には悪女サロメを期待しました。わが国では、松井須磨子が演じた、あのサロメ。芸術座の座長島村抱月と不倫関係にあり、島村の死の直後に自ら命を断った、あの松井須磨子。音と千鶴子の前に現われた巨大な壁、双浦環には、それくらいの過去をもった『覚悟のある人』を期待していました」(テレビウォッチ編集部)

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