河井案里ついに逮捕!「嫌疑はもらい事故」と開き直り―国会議員に絶対になってはいけない人物の悲喜劇

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   渦中の人間に会って話を聞くのは取材の醍醐味である。週刊文春でノンフィクション・ライターの常井健一が、河井案里の独占告白3時間をものにしている。6月5日、参議員会館の案里の事務所で。冒頭、彼女は自殺未遂について語りだした。

   昔から鬱病があるので、強い睡眠薬を持っているという。3月28日、家にある酒を薬と一緒に飲んだ。普段は飲めないのに、意識を失くしてしまいたいという気持ちから飲み干し、その場に倒れ、救急車で病院へ運ばれた。両親同士や姉と親の仲が悪かった子ども時代。27歳の時、10歳上の克行と結婚。夫にはスキャンダルが多いが、女性記者の身体を触るセクハラもあるがと聞くと、「あれには怒った。『ちゃんと最後までやらないからこんなことになるのよ。途中でやめちゃダメ』って」

   ホテルで夫といる時、15人くらいの検察に踏み込まれ、調べるというので、全裸になったという話は? 「『そんなに言いうなら全部調べれば』と言って、私は部屋着をパーツと脱いで、生理中だったから、『ナプキンの中も調べたらいいでしょう』って、ポンと投げたんです。(中略)『膣の穴でも、お尻の穴でも見ればいいじゃない?』って」

   問われている容疑については「裁判で勝てます」、問われている内容については「まあ、もらい事故って感じですよ。自分は、まったく(違法行為に)手を染めていないので」と、夫・克行と秘書に任せきりだったといっている。案里は「黒川さんも私も同じように権力闘争のおもちゃにされてしまって、権力の恐ろしさを痛感します」と、半ば他人事のようだ。そして、一区切りついたらミラノにファッションの勉強に行きたいと話す。

   バカな女ではないが、精神的な病気のせいなのか、現と夢の間をたゆたっているようで、自分の置かれた現実を認識することができないのではないか。国会議員などに絶対なってはいけない人間の喜劇と悲劇である。

佐々木希「別れない」ってなんで?薄汚い変態の渡部建は「多目的トイレ芸人」にでもなれ

   佐々木希は、自分の夫、アンジャッシュ渡部建が多目的トイレを使って不倫SEXをしていたと知って、どう思ったのだろう。何でトイレなんか使うの? ラブホにすればいいのに。普通、そうは考えないよな。薄汚い、変態、おぞましい......そして、なぜ私という妻がありながら、あいつは裏切ったのかと、自問自答したかもしれない。そうして希が下した決断は、「別れない」というものだったと、週刊文春が報じている。

   それこそなぜ? そう聞きたくなる。週刊文春によれば、渡部は、母親が九州大出の才媛で保険会社務め、父親も九州大出で東芝のリニアモーターカーの設計にも関わった家庭で育ち、中高時代はやんちゃだったという。神奈川大学経済学部に進み、そこで相方になる児嶋一哉に誘われ、在学中にお笑いの世界に飛び込んだ。だが、20代の頃はまったく売れず、先輩に驕ってもらったり、付き合っていた女の子のヒモになったりして食いつないでいたそうだ。

   2003年に、「エンタの神様」(日本テレビ系)でブレークし、その後、食べ歩いたことをブログに上げ、グルメ芸人として名を上げるなど、多方面に活躍の場を広げていったという。そして2014年末、そんな渡部に惚れたのが佐々木だった。昔から好きになると自分から積極的に伝える性格だった彼女が、自分からアプローチして恋に落ち、結婚した。

   結婚してからも、渡部は優しいとべた褒めで、彼のために身体に美味しい料理を作りたいといっているという。いいな、こういう美人で良妻賢母型、もらいたかったな。

   渡部の不倫報道が出てからも、「この騒動の間、彼女は『夫が憔悴しきっているので、ずっと一緒にいます』と付きっ切りです。心配する知人に対しては『私が彼を立ち直らせる』と気丈に振る舞っています」(佐々木の事務所関係者)

   渡部の傍らには必ず佐々木の姿があるというが、情け容赦のない週刊文春は二の太刀を浴びせる。今年2月(2020年)、幼子を抱える人妻と関係を持ったというのだ。育児に追われる彼女は、渡部の誘いを「家庭があるから」と断ってきたが、ある日の深夜、「今日ホテルに泊まっているんだけど、今から来ない?」と連絡があり、「短時間で帰ればいいか」と根負けしてホテルの部屋に赴いた。

   コトが終わると渡部は態度を一変させ、1万円札を渡して「じゃあね」と帰るように促してきたという。この男に必要なのは生身の女性ではなくダッチワイフだな。

   一部の報道では、渡部が記者会見をやる事を検討しているとあった。そこで懺悔し、涙を流して妻に詫び、視聴者の同情を買って、少しでも早く復帰したいという魂胆だろう。私は無理だと思う。希があんたを捨てないのであれば、自分が家にいて子育てや家事をやり、母ちゃんに稼いでもらうしかない。そうして10年も経てば、忘れっぽい日本人だから、渡部建という名前だって覚えていないだろう。まだ60手前。遅咲きの新人としてデビューしたらいい。それとも、グルメ芸人をやめて、全国のトイレを巡るトイレ芸人にでもなったらどうか。案外受けるかもしれないな。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、 『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)、『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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