きのう(17日)早朝、仙台市の上空に白い風船のようなものが現れ大騒ぎになった。物体は高度を上げ、福島、山形でも目撃されたが、いまもなんであるかはわかっていない。午前7時頃、雲ひとつない青空に浮かんで動かず、「なんだ?あれは」「UFOか?」と警察に通報が相次いだ。望遠レンズで見ると、金属製のような十文字の物体がぶら下がっており、プロペラのように回転していた。
地上では14.1メートルと強風だったが、物体は空の一点に漂い、午前10時すぎに急に高度を上げた。その際の高度は、1万メートルを飛ぶ旅客機よりも高かった。一番ありそうだったのが気象観測のラジオゾンデだが、そのとき気象庁は観測は行っておらず、国交省や航空自衛隊にも該当がなかった。
ヘリウム風船にスマホ付けて飛ばす遊び
似たような物体は昨年(2019年)に鹿児島・薩摩川内市でも目撃されている。今回の飛行物と非常によく似ているが、この時もなんであるかはわからなかった。仙台空港事務所によると、この物体による航空障害はなかったという。
司会の加藤浩次「バルーンみたいで、プロペラのようなものが回ってる。誰かが、操作してるのかな」と首をひねり、坂口孝則(経営コンサルタント)は「外国からきたのではないか。軍事的に実験を繰り返している国が隣にあるから」という。
モーリー・ロバートソン(ジャーナリスト)「以前、スマホをヘリウム風船につけて飛ばすのが流行ったんです。風船が破裂して、スマホが落ちていく時の映像を後で見るというやつ。しかし、風の中を止まっているには、相当な技術が必要ですよ」
下川美奈(日本テレビ社会部デスク)「外国からかな。何か恐ろしい部分を感じます」
航空ジャーナリストの秀島一生さんは「ドローンの登場で、航空法は厳格化しているから、飛行に影響する高度まであげられるところはありません。無許可の自由気球か、外国の観測機器が流されてきたかでしょうか」という。