東京都はあさって19日(2020年6月)から休業要請を全面的に解除する方針で、これにより接待を伴う飲食店やライブハウスなどの営業も認められる。小池百合子都知事は「自粛から自衛の局面に入った」と言うが、客はどんなところに気を付ければいいのか。
「スッキリ」が撮影した酔客の行動を見てみよう。東京・新橋にある居酒屋「根室食堂」では、入り口にアルコール消毒液を置き、24席あった客席を12席に減らし、飛沫感染を防ぐためテーブルの中央にアクリル板を設置した。しかし、客は知らない人同士で大声でおしゃべりし、席を移動して写真撮影する。アクリル板が煩わしくなり外すなど、対策などお構いなしになっていく。
お会計した後もアルコール消毒
日本感染症学会の専門医・佐藤昭裕医師(KARADA内科クリニック五反田院長)は、これでは危ないとこんな注意点をあげた。「おしぼりを使うのは消毒液が乾いてから」という。「アルコールは乾く時に消毒効果があります。まだ乾き切っていない状態でおしぼりで手を拭いてしまうと、殺菌効果がなくなってしまいます。正直、アルコールするなら、おしぼりはいらないです。食事中に手が汚れた時などのために使った方がいいですね」
「乾杯の声は控えめにしましょう」。大声を出すと飛まつが飛ぶ。「外したマスクは最も汚染されている表を内側に折り、ビニール袋の中などで保管してください」。料理が大皿で出てきた場合は、「決まった人が取り箸で分ける」。さらに、お会計でお金をさわったら、「退店時にも手指の消毒をすること」
司会の加藤浩次「(から揚げなどの)レモンは誰が絞りましょうか、先生」
佐藤医師「レモンを絞る人は、その前に手洗いやアルコール消毒をしましょう」。運ばれてくると、真っ先に絞りたがる人がいるけど、コロナ予防でなくても、あれ、ちょっとイヤだよね。