「マスクを外せ」「エアコン中に換気しろ」...熱中症とコロナ予防が矛盾しているけど、どうしたらいいか専門家に聞いた

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   新型コロナにやられるか、熱中症にやられるかという夏だが、「国が『新しい生活様式における熱中症予防行動』というのを公表しています」と水卜麻美キャスターが紹介した。「暑さを避けよう」という項目では、エアコンを使用するときは換気扇や窓開放で換気を呼びかける。

   司会の加藤浩次「熱中症予防のためにエアコン早めに入れてくださいと言っていたのに、窓を開けるというのは、熱気が入ってきて逆なんですが......」

「家に1人や家族でいる時は換気しなくていい」

   こうした新型コロナと熱中症の同時対策の混乱に、佐藤昭裕医師(KARADA内科クリニック五反田院長)がまとめて解説した。「何のために換気をするか。人が複数いて"密"にならないためですから、一人でいるときは別に換気は必要ありません。家族だけの時も大丈夫。他の人が長時間入っている場合に、1時間に5~10分くらい換気すれば十分です」

   丁寧に説明されて、加藤も「納得です」

   予防行動には「適宜マスクをはずしましょう」という項目もあって、そのためには十分に人との距離をとるようにとある。加藤は「『マスクをはずしましょう。2メートル以上離れましょう』というのですが、では、2メートル離れていればマスクはしなくていいということでしょうか」

   たしかに、猛暑の中でマスクはつらい。これについて、佐藤医師はこんなアドバイスをした。「マスクは十分な距離をとれないときに使うもので、距離が最優先です。スーパーなど、どうしても距離が取れないときには付けますが、そうでなければ、熱中症対策で(外した)ほうがいいでしょう」

   ロバート・キャンベル(東京大名誉教授)「マスクは息苦しいので、周りに人がいないときは鼻を出すのですが、どうなのでしょうか」

   佐藤医師「(マスクの機能からいえば)基本的には鼻は覆うようにしてください。(熱中症を予防するなら)外すときは外すとはっきり使い分けたほうがいいですね」

   涼冷素材を使った夏用マスクも売られている。試した加藤は「ああ、ひんやりするかもしれない。いつも僕が使っているやつより」なんてコメントしていたから、いいかもしれないな。

カズキ

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