14日(2020年6月)、東京都の新型コロナ新規感染者数は47人。新宿区の集団検査で見つかった。47人のうち「夜の街」感染は32人。18人は新宿区の同じホストクラブ関係者だった。また別の店でも12人の感染者が見つかっている。ほとんどが無症状だった。
そんな最中、日曜日の歌舞伎町には、これからマスクもせずにホストクラブに向かうという女性がいた。「ツケで飲んだお金10万円を返しに行くだけ。自粛期間が明けて、会いたい気持ちが高まっている人は多いと思う」と話した。
新宿の女性「ホストに会いたい気持ちが高まっている」
渋谷にも多くの人が繰り出していた。路上飲み会が車道にまで広がり、クラクションが鳴っても動かない。路上で音楽を鳴らして踊る100人ほどの集団もあった。警察が出動し、「人が集まりすぎているという苦情が入っています」と呼び掛けるが、効果はなかった。若者の1人は「この日を毎日待っていた。今日はテキーラ15杯飲んだ」と話した。
その結果が、埼玉県久喜市の南栗橋駅に現れていた。多くの酔客が最終電車で寝過ごして、この駅にたどり着いた。渋谷から43駅、「最果ての終着駅」と呼ばれる。駅で途方に暮れていた男性は「ビール20杯、ウイスキー10杯くらい飲んだ。困った」と、止まる場所を探すため駅を出ていった。
こんな状況でも、西村康稔経済再生担当相は「夜の街の休業要請の緩和の方針は変更するつもりはない」と明言。
司会の羽鳥慎一「検査の数が増えたので感染者が見つかった?」
白鴎大学の岡田晴恵教授「そういうことです。夜の街はテコ入れをして検査をしなければいけない。クラスターを生んでいる店舗を見つけ、怪しい人にPCR検査を行う。放っておくとそこが震源地になり、都内に拡散してしまう」
弁護士の山口真由「ステップ3になったからこそ攻めの集団検査をしたのではないか。その意味で47人の新規感染者が判明したことは成果だと思う。これからはこういうことをどんどんやるべき」