キッズライン、ベビーシッターの小児わいせつ事件相次ぐ「男性シッター全員を一時的に活動停止」と、事業主は苦渋の決断

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   マッチングアプリ「キッズライン」を通して派遣されたベビーシッターの男による子どもへのわいせつ事件が相次ぎ、事業者は「男性シッター全員を一時的に活動停止にする」という異例の措置を決めた。SNSでは「一部の男性のせいで、なぜ男性シッター全員が停止になるのか」「(事件を起こしたのが)女性だったらどうするのか」などと問題視する声も上がっているが...。

   強制わいせつの疑いで逮捕されたのはベビーシッターの荒井健容疑者(30)。警視庁によると、5月(2020年)、派遣先の東京都目黒区のマンションや公園の多目的トイレで預かっていた5歳の女の子の下半身を触るなどした疑いがある。女の子の母親は新型コロナウイルスの影響で在宅勤務中だったが、荒井容疑者は別室で仕事をしていた母親の目を盗み犯行に及んでいた。

   別の母親は、荒井容疑者の評価が5点満点中4.9点だったこと、普段娘を預けている保育園にも男性の担任がいることから問題ないと考えていた。今、この母親は「自分の子どもを(荒井容疑者と)2人きりにさせてしまったという事実に、死んでしまいたいくらいの後悔があります」と話している。

短期間に2件の逮捕「あと何件あるのか」と専門家

   キッズラインでは今年4月、別のベビーシッターの男が派遣先のマンションで5歳の男の子にわいせつな行為をした疑いで逮捕された。男のスマートフォンからは複数の男の子のわいせつな画像が見つかっている。

   共働き世帯やベビーシッターに詳しいジャーナリスト中野円佳さんは「1か月強で2件目の逮捕が出たということで、一体あと何件あるのだろうと深刻に受け止める必要がある。今回、運営側が早めに周知していたら、2件目は防げた可能性が非常に高い」と話す。

   榊原郁恵(タレント、女優)「監視カメラを置くしかないのか。子どもは何かあったときに親にはなかなか言わないものだし、ショックなニュースです」

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「キッズラインも苦渋の選択だったでしょう。残念ながら、資格試験を通っているから大丈夫だというわけではないということです。研修を徹底していたとしても、わいせつ事件はその人間の隠された性癖ですから、なかなか分からないものです」

文   ピノコ| 似顔絵 池田マコト
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