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霖雨、雨濯、片時雨、翠雨、牛脊雨...読める?意味わかる?日本の雨を表す風流いいねえ

   最後は、風流に、週刊現代のグラビア「目で見る『雨のことば』辞典」で〆てみよう。日本には、雨を表す表現がいろいろある。霖雨(りんう)とは、何日も降り続く長雨のこと。今の時期は、霖雨に濡れたアジサイがきれいだ。雨濯(うたく)とはやはり今どきの梅雨の雨である。小糠雨、驟雨の説明はいらないだろう。

   片時雨(かたしぐれ)は、細かい雨が降っているのに、片方は日が差している。翠雨(すいう)とは青葉を濡らして降る雨。篠突く雨という表現も最近は使われず、豪雨などという無粋な表現になってしまった。簷雨(えんう)とは軒端に滴る雨のこと。軒端が死語になってしまっている。

   日の光を浴びて輝いて降る雨を銀竹(ぎんちく)。家の軒や木の枝葉から雨滴がしたたり落ちる雨を玉水。牛脊雨(ぎゅうせきう)は、牛の背を分けるように、雨と晴れがくっきりと別れる夕立。こういう表現を覚えておいて、手紙に書き添えると、いいだろうな。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、 『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)、『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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