今どきまだこんなことが!?「町役場の徴税ミスもみ消し」内部告発した職員を座敷牢

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   山口県田布施町役場で、固定資産税の徴収ミスを内部告発した男性職員が、1人だけの部署に異動させられ、住民からパワハラだと指摘されている。この職員は2年前、税務課に所属していたときにミスを上司に報告したが、対応しなかったため町議に連絡した。その直後、他部署への異動を命じられ、その年の業務評価は0点だったという。今年4月(2020年)に、公民館の和室の畳を上げてパソコン1台を置いただけのスペースに移され、街の刊行物編集を命じられたが、仕事はない。

   職員は「組織ぐるみで私をおとしめるための一種の嫌がらせ。1人で隔離されており、パワハラと感じている。即刻やめてほしい。このままでは他の職員が正しいことを言えなくなる」と抗議している。

住民からは「パワハラじゃないか」と批判

   田布施町総務課長は「周りの職員がコミュニケーションを取りにくいということで、1人でやれる業務で能力を生かしたいと配置した。一生懸命考えた中での人事異動」と説明する。しかし、住民からは、パワハラではないかと告発が殺到、町は対応にあたる職員用に「想定問答集」を作った。そこでは「内部告発と人事異動は別のもの。パワハラにはあたらない」としている。

   作家の吉永みち子「内部告発をした人がひどい目にあうという流れは、変わっていないですね。徴税ミスを告発することは、町民を守る行為でもあるのだから、評価されるべきなのに、業務評価ゼロ点はありえませんよ」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)は「どう見ても、今の状態は孤立させられていますよね。役場という組織は、人権にも敏感でなければならないのに、これでは、ある町民が町で孤立していてもいいということになってしまう」と批判する。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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