コロナの夏はエアコンが怖い!空気循環させてウイルスまき散らし――中国では集団感染

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   きのう9日(2020年6月)の東京都心は、最高気温31度と今年一番の暑さだった。栃木県佐野市では35・1度を記録。「この時季、必要なのがエアコンですけど、新型コロナウイルスの感染を広げる事例も報告されています」と、司会の国山ハセンが戸惑い顔で話す。感染対策で求められる換気が、エアコンはできないのだ。

   これを「知らなかった」人が54・4%、「知っていた」は45・6%だった(大手空調メーカーの調査)。締めきった部屋でエアコンをつけて行ったシミュレーションでは、顔の周囲に滞留していた呼吸飛沫が天井に上り、やがて風に乗って部屋中に広がった。アメリカCDC(疾病対策センター)は、中国・広州でエアコンの気流に乗ったウイルスで9人が感染したと発表している。

1時間に5~10分換気

   東邦大学の小林寅喆教授は「エアコンはあくまで部屋の空気を循環させるだけで、密室で使うと粒子が部屋中にちってしまう」と指摘した。室外機も、室内の暖気を冷やして再び送り込むだけのため、エアコンにはフィルターの掃除やメンテナンスのほか1時間に5~10分の換気が必要という。

   髙橋知典(弁護士)「知らなかった。人数が集まっても、5~10分の換気ですむのですか」

   望月優大(ウエブマガジン編集長)「スーパーやデパートでは換気がどうされているのかなあ」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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