サッカーJリーグは7月4日(2020年)に開幕するが、しばらくは無観客試合だ。「それを盛り上げようという、いろいろなものが開発されています」と水卜麻美キャスターが紹介したのは、リモート応援システム「リモート・チアラー」だ。「会場にいなくても応援できちゃうというシステムで、見本をヤマハさんが用意してくれました」
司会の加藤浩次の前にタブレットが置かれている。パネルには「歓声」「声援」「拍手」など10ほどのボタンがあり、押すとそれぞれの音声が試合会場のスピーカーから流れるのだという。加藤が「歓声」のボタンを押すと、「オーッ」という声や口笛が流れたが、なんかさみしい。
「歓声」のボタンを押すと「オーッ」という声や口笛
加藤「ああ、1回押しても一人だけということか。連打するといっぱい出てきて......、ということは、たくさんのサポーターがこれを持っていて、いっせいに押したら大きな音が出るということなんだね」
水卜「そうなんです」
「ゴール」のボタンを押すと、女性の声で「ナイスシュート!」と流れ、近藤春菜キャスターは「かわいい。女子マネジャーみたい」と大笑いだ。「ブーイングもあるよ」と加藤が押すと、野太いおっさんの声で「ブーッ」と叫ぶ。
このシステムはすでに実験が行われていて、静岡・袋井市のエコパスタジオには、全方向から流れるように、観客席に58台のスピーカーが設置されている。「どっちのチームを応援するか選べるようにもなっています。世界中から契約の相談が来ているそうです」と水卜は報告した。
加藤「ドイツのブンデスリーガなどは開幕しているけど、観客がいないからホント静かなの。でも、こういうのがあれば、選手もモチベーションが上がるよね」
無観客でなくても、家やスポーツバーで会場にいるような気分で応援することもできるだろう。タブレットの価格がいくらぐらいになるのか、伝えてくれなかった。
カズキ