俳優の川崎麻世さん(57)が人命救助を行ったことをブログで報告、話題を呼んでいる。
おととい7日(2020年6月)午後3時半頃、川崎さんは新型コロナの影響で集客に苦戦する元アイドルの友人の店に向かっていた。ナビを頼りに運転していたが、土地勘のない場所で左折する路地を間違え、一本手前の道に入ってしまった。
偶然入った路上で見つけたのは、左側の住宅前にうつぶせで倒れている男性だった。
新型コロナの危険もあるため、アルコールで消毒
川崎さんは車を降りて様子を確認したが、男性の顔は真っ赤。問いかけに対し男性は「お酒は飲んでいません。大丈夫です」と答えたが、あきらかに異常な様子で川崎さんはすぐに119番通報した。
新型コロナの危険もあるため、車の中に置いていたアルコールで消毒して男性を座らせようとしたが、起こすことができない。そこで川崎さんは体の状況や持病の有無を確認した。男性は「50歳です」「腰が痛いのと体がしびれている」「脳性麻痺をわずらっている」と答えた。
介抱を続ける川崎さんに、救急車から折り返しの電話が入った。川崎さんは「50歳で脳性麻痺が持病だそうです」と状況を告げた。5分後、救急車が現場に到着、川崎さんは搬送が済むまで見送った。男性は意識があり命に別状はなかったとみられている。
とくダネの取材に対し川崎さんは「もしかしたらコロナかもしれないという時期だが、倒れている人を見過ごすわけにはいかない。道を間違えてよかった。 きっと神様が導いてくれたんだろう」と語った。
キャスターのカズレーザー「持病の確認など本当に冷静で、お見事ですね」
小倉智昭キャスター「今の人たちは、車を停めて助けるとか、あまりやらないじゃないですか」
山下真司(俳優)「事件性があるかもしれないし、巻き込まれるんじゃないかと恐怖心がわきますよね」
三浦瑠麗(国際政治学者)「コロナを恐れるのも命を助けるため。本当に正しいことをされたと思う」
文・みっちゃん