将棋の藤井聡太七段(17)が8日(2020年6月)、棋聖戦の第1局で、渡辺明棋聖(36)を破って勝利した。
史上最年少でのタイトル挑戦。将棋界の記録を次々と塗り替える若者に、司会の国山ハセンが「見事に勝ちました。タイトルが近づいていますね」というと、キャスターの立川志らくが「でも、将棋を知らないんでしょ」と国山に突っ込みをいれた。
渋谷の「ほそ島や」と関西の「CoCo壱番屋」がごひいき
タイトル戦の初挑戦の最年少記録は屋敷伸之の17歳10か月24日だったが、藤井七段はそれより4日早い17歳10か月20日。またタイトルを獲得した最年少記録も屋敷の18歳6か月だが、藤井七段の誕生日は7月19日なので、仮に7月21日の第5局にもつれ込んでも屋敷の記録を超える。
鴻上尚史(作家・演出家)「将棋は全く分かりませんが、風貌と成し遂げていることのギャップが不思議ですね」
西村博之(2ちゃんねる開設者)「将棋詳しくないので、食べ物とかで話を広げるのがバラエティーっぽいです」
ドラマで棋士の役をやった経験があるという上地雄輔(俳優)以外、出演者は将棋の素人ばかり。
待ってました!とばかり、国山ハセンが藤井七段の勝負めしとなった昼食のカツカレーを詳しく解説。渋谷区のそば屋「ほそ島や」に注文し、値段は980円。これまでの対戦で「ほそ島や」から注文した回数は14回。その勝率は13勝1敗、このうちカレーを注文した4回はすべて勝利した。さらに番組調べでは、関西での対局でもカレーハウス「CoCo壱番屋」に10回注文し、勝率は100%とのこと。
志らく「結局、どこの情報番組見てもやたら勝負めしやっているのは、コメンテーターも司会も将棋をよく知らない人ばっかりだから。将棋を知っている人なら、将棋のすごさを語りたいはず。勝負めしなんてどうでもいいですよ」
でも話題としては面白い。レポーターが「ほそ島や」のカツカレーを店でうまそうに食べるシーンも、ついつい見てしまう。日本人のカレー好き故か。
文・ムギ