2018年に放送され、平均視聴率15・2%を記録した木村拓哉主演の人気ドラマ。新シリーズが4月から放送される予定だったが、新型コロナウイルスの影響での放送が延期されたため、第1シーズン全9話が再放送された。今週放送されるのは、17・3%の高視聴率を獲得した最終話だ。
クライアントを守るため丸腰で凶悪犯に立ち向かう民間のボディーガード(BG)と、彼らを目の敵のように忌み嫌う警視庁のセキュリティーポリス(SP)の対立が最高潮に達していた。
BGのリーダーが襲撃事件に巻き込まれ殉職する
そんな折り、厚生労働大臣・立原愛子(石田ゆり子)と民自党幹事長・五十嵐映一(堀内正美)が会食していたレストレランで、五十嵐に裏切られた元秘書・植野(萩原聖人)が拳銃を持って押し入る事件が発生する。その場にたまたま居合わせた日の出警備保障身辺警護課課長・村田五郎(上川隆也)が、植野に撃たれて死亡した。
実際は五十嵐が植野を挑発したために起きた事件だったが、マスコミは「民間のボディーガードが無謀な行動をして撃たれた」と書き立てた。現場の状況を知る手がかりになるはずの村田のICレコーダーは、警察によってデータが消去されていた。時の政権と癒着した警視庁の上層部が証拠隠滅を図り、事件を闇に葬ろうとしているのだ。
何としても村田の汚名をそそごうと誓う部下の島崎章(木村拓哉)らの前に、立原が厚労相を辞めて「私が真実を話します」と名乗り出た。現場で一部始終を目撃していた立原の証言があれば、真相を明らかにすることができる。喜んだ島崎たちだったが、立原やマスコミに政権中枢から圧力がかかり、記者会見は中止となった。追い詰められた立原と島崎らは、世間が注目する場で真実を暴露することを計画する。
だが、その計画は、島崎の宿敵とも言える警視庁警備部警護課SP・落合義明(江口洋介)に見破られた。落合は上司である警備部警護課係長・氷川修(宇梶剛士)に「事件は私が責任を持って処理します」と告げていたのだ。そして、島崎と立原の前に立ちはだかった落合は「かつて村田課長に窮地を救ってもらったことがある」と言い、警察組織を守るために大胆な行動に打って出る。誰も予想もしなかった驚きの行動の結末は......。ちなみに、新シリーズは来週6月18日(木)から放送開始される。(よる9時放送)
寒山