司会の国山ハセンが「大阪の感染者の数が抑えられている印象があります」。緊急事態宣言が5月25日(2020年)に解除されてからきのう(6月7日)までの新規感染者は東京の232人に対し、大阪は計4人。東京は大阪の58倍にもなる。この差はなぜなのか。
小林寅喆教授(東邦大)は「大阪の方が、感染対策がよくできている気がします。行政と住民とのコミュニケーションがとれている印象です」
大阪は外出自粛要請にいち早く踏み切り、パチンコ店名の公表も早かった。休業要請解除の基準である「大阪モデル」も5月5日に発表、「東京ロードマップ」が5月22日だったのに比べると、スピード感があった。
大阪のオッチャン、オバチャンの「やったるでー」精神や
「詳しい情報公開も効果があったのでは」と国山ハセン。若林有子アナが、大阪初の感染者が大阪市民で、心斎橋などの詳しい立ち回り先情報も公表したことや、2月末のライブハウスでのクラスター発生時は計4か所の店名を公表したことも紹介した。
東京と大阪の違いについて吉村洋文知事は「大阪の特性で自由な人が多いが、災害時の危機管理対応は一致団結する府民性といったものがある」と話す。
キャスターの立川志らく「大阪は関西圏の人が集まるが、東京は全国から集まってくる。一概に比較するのもどうかな」
小林寅喆教授(東邦大)「大阪の対策は具体的でわかりやすいです。府民にも理解がされやすい」
大阪出身の山田ルイ53世(芸人・作家)「大阪人は大阪が好き。恐れず手を打ってきた吉村知事の人気もすごいので、『頑張ったろう』という大阪のオッチャン、オバチャンも結構います」
若林アナ「私も大阪出身で大阪愛が強すぎ。大阪の人もやったるでーという気持ちがあるのではと思います」
大阪と東京の差に対し、専門家の詳しい検証はされていない。何でどんな効果があったのか、「府民性」「都民性」で片づけられるものだろうか?
文・ムギ