「『AKB入らなければ東大』優秀な生徒だったまゆゆ」というタイトルの日刊スポーツの記事がネット上で話題になっている。引退を表明した元AKB48で女優の渡辺麻友さん(26)について同紙の芸能番記者がコラム欄に掲載した。
「いかにも賢いまゆゆらしい。東大はともかく、新しい人生で頑張ってほしい」という共感と、「東大だなんて大げさな。こういう記事がまゆゆを追い詰めたことがまだわからないのか」という反発だ。
「真面目で優秀なのだから別の世界で活躍されるでしょう」
日刊スポーツ「芸能番記者コラム」ではこう書いている。
「『なんだか、切ないですね』。渡辺麻友さんが芸能界引退を発表した今月1日、別件で電話をしたアイドルグループ関係者の第一声だった。『いかに頑張ってきた人なのかは自然と聞こえてきました。切ないです』と繰り返した」
記者が関係者に聞いたところによると、小6の時にAKB48のファンになり、オーディションを受けるも不合格。その後は中学生として、毎日数時間を勉強に費やす日々を送った。親しいメンバーからは「麻友はAKB48に入ってなかったら、東大に入っていましたから」と言われるくらい優秀な生徒だったという。
それでも中1の冬、オーディションに再挑戦。3期生としてAKB48に加入した。その後は生活が一変。慣れない環境に悪戦苦闘しながらも、ストイックに努力を積
み重ね、人気を獲得していった。その後の絶対的「王道アイドル」としての活躍はよく知られていることだろう、と書いている。そして記事は、
「アイドルの『正統派』『清純派』の象徴として、ファンからの期待を一身に背負っていた。1つのミスも許されなかった。計り知れないプレッシャーと戦い続けていた『渡辺麻友』の名前は確かに人々の心に、芸能界に深く刻まれた」
と結んでいる。
ネットでは、こんな意見があふれている。
「中学入学前に『東大』を確約するのは言い過ぎだとは思いますが、それくらい賢かったという事だったのでしょうね。アイドルとして、芸能人としてというより渡辺麻友さんはお店を開いたり、どこかの環境で活躍したりと『あの人は今』みたいな番組で出てきたときには『はい!今はとても幸せです』といった感じになっている気がします」
「東大はともかく、勉強は出来たのだろうな。せっかく時間あるのだし、体調が良くなってきたら資格を取ったり、大学に入ったりするといい。海外に行って視野を広げるのもいいと思う」
「まだ、若いし今からでも大学に行って勉強されるでしょう。真面目で優秀なのですから、これから別の世界で活躍されると思います」
「東大云々はともかく、アイドルとして一度は天下をとったわけだし、一般人に比べて、容姿はいうまでもなく、中身のポテンシャルも飛び抜けているのは間違いない。いずれどこかの世界で頭角をあらわすでしょう。今はあせらず、ゆっくり心身を休養させてほしいな」
「『東大に入れる』と彼女自身が言ったと変換されそうで怖い」
また、こんな指摘も。
「そんな聡明な人だからこそ芸能界を辞めたのだろう。アイドルから生き残っていくにはキョンキョン、永作博美のように女優になるか、山瀬まみ、島崎和歌子のようにバラエティータレントになるか。女優は自分を殺して違う人格になる仕事。やりたくない役、演じたくない演技もやらざるを得ない。バラエティーで活躍するには、仕切り力、アドリブ力、多少のヨゴレも厭わない対応力が必要。『私が私が』と前へ行くタイプではないまゆゆには向いていない。堅実に別の仕事に就いた方が、自分の人生設計で先の見通しが持てると判断したのでは?聞くところによると、SNSのアカウント等も潔く削除し、芸能界に未練を遺さない姿勢だとか。清々しくていいと思う」
一方、「東大」を強調する記事に批判も。
「中学の時点では、どれだけ出来ても東大太鼓判はねーな。公立中でトップだったのに凡人になった『元神童』は1学年に何万人もいる。普通に東大に入るより難しい国民的アイドルグループで第1位だったことを誇っていればいいよ」
「東大の試験を受けたこともないのに、東大に入っていたとか、大風呂敷にもほどがある。東大云々は彼女が言ったことではないけど、しばらくすると渡辺麻友が言ったと変換されてそう。それが怖いな」
「同感だ。『まゆゆはAKBじゃなきゃ東大生だったかも』と一人が言ったコメントだけが独り歩きしたらと心配です。こういうことが、まゆゆを引退に追い込んだことがまだわからないのだろうか? 本人が引退後に勉学で人生をやり直そうと考えていたら、また余計なプレッシャーになりそうだ」(テレビウォッチ編集部)