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金欠にあえぐフェンシング協会―メダリストでもウーバーイーツ配達員!マイナー競技は有力スポンサー付かず

   スポーツ界には金銭をめぐるごたごたが多い。今度はフェンシング協会である。全国に49もの支部を持つ組織の頂点に立つのは、世界選手権で日本人初の金メダルを獲得した太田雄貴会長(34)。まだまだ競技人口も少ないフェンシングだから、カネの苦労も多いようだが、太田のやり方に否を唱える選手が多いと、週刊新潮が報じている。

   遠征費用も全額、選手の負担にされて、ロンドン五輪のフェンシング男子フルーレ団体の銀メダリストの三宅諒選手(29)は、ウーバーイーツの配達員をしているという。週刊新潮の直撃に太田は、「不徳の致すところ」「真摯に受け止め反省すべき点はする」というが、財政事情が年々厳しくなっているので、いまのところいい解決策は見つからないようである。マイナースポーツといっては失礼だが、このように苦労しているスポーツ団体はいくつもあるのだろう。

   NEWSの手越祐也がジャーニーズ事務所から活動休止処分を受けて、事務所を辞めるのではないかといわれている。週刊文春が直撃しているが、「ひとつだけいえるは、僕は今後、絶対にファンを裏切らないし、自分を応援してくれるファンは絶対幸せにするということ。それだけは信じてほしい」というだけ。なんのこっちゃ、さっぱりわからんがな。

   サンデー毎日で、ノンフィクション作家・森功の連載「鬼才 齋藤十一」が始まった。齋藤は新潮社の編集者で、数々の作家を見出し、週刊新潮を成功させ、フォーカスを創刊したことで知られる。亡くなるまで、週刊新潮に関与し、タイトルを考えていた。

   私のような平凡な編集者からすると、神様のような人である。佐野眞一が齋藤についての短いものを書いている。私も一時、齋藤を書こうと思って、北鎌倉の齋藤の家を訪ね、奥さんに話を聞きに行ったことがある。ちょうど今頃の時期だった。アジサイ寺が真下に見える素晴らしい景色を見ながら、齋藤が好きだったクラシックのレコードを聞いたことがある。鎌倉にある齋藤行きつけの居酒屋で何度か呑んだこともあった。森功は新潮社の出身である。彼が、齋藤という人間をどう書くのか、楽しみである。

   最後に、佐伯啓思京都大学名誉教授が「コロナ後」について書いている中の一節を紹介したい。<自然現象の前では人間は無力であり、いつかは死ぬ。その前に自分の生き方を定めておく以外にないのである。コロナは、死を前提にどう生きるかを改めて我々に問うたと言えよう>

   コロナについて書かれた文章としては一番心を打たれた。全文読むことをお勧めする。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)、『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)、『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、 『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)、『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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