「帰蝶プロデュース」があり得る理由は光秀との絆の深さ
今回の結果について、「麒麟がくる」でも時代考証を行なっている小和田哲男・静岡大学名誉教授は、
「1位に選ばれた『暴君討伐説』は、私は『信長非道阻止説』と言っていますが、これが1位になり、びっくりしています。私の考えを支持してくれる人がこれだけ多いと嬉しく思いますが、『怨恨説』や『野望説』の方が上に行くと思っていたので意外でもありました」
とコメントしている。
参考までに6位から10位までは次のとおりだ。
(6位)長宗我部元親関与説。 (7位)複合説。 (8位)朝廷黒幕説。 (9位)突発説。 (10位)ノイローゼ説。
変わったところでは、16位に「信長不死説」が食い込んでいた。実は、信長は生きていると思いたい人が多いのだ。ちなみに「麒麟がくる」ではここ数回、帰蝶の悪女・フィクサーぶりが際立っているが、なんと33位に「濃姫関与説」(269票)が入っていた。この説にいれた人のコメントはこうだ。
「麒麟がくるを見て、重兵衛と帰蝶の強い絆を感じた。帰蝶が信長から何かひどい仕打ち受け、それを知った光秀が信長の悪行を許せなくなり、本能寺の変に向かっていったと思う」
「麒麟がくる」では帰蝶はどんな役割を果たすのかも楽しみだ。(テレビウォッチ編集部)