専門家会議「議事録なし」に立川志らくが「あとでシュレッダーかけるの大変だから?」と皮肉る

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   新型コロナ対策を検討する政府の専門家会議で、議事録がないことが問題になっている。キャスターの立川志らくは「議事録をこしらえると、あとでシュレッダーにかけたり黒塗りしたり大変ですから、最初からないほうが楽だということでしょう」と皮肉った。司会の国山ハセンも「驚きましたねえ」。

   議事録がないことは先週木曜日5月28日(2020年)に判明、野党は「政府の政策決定の根拠がどこになるのか検証できない」と一斉に追及の構えだ。

記録は残すと言いつつ議事録とは言わない西村大臣の狡猾さ

   政府は新型コロナ感染拡大を「歴史的緊急事態」に指定、西村康稔経済再生相も「専門家会議の記録もしっかり残します」と国会で明言していた。にもかかわらずつくっておらず、あるのは発言者が匿名で内容も箇条書きの議事概要。

   なぜなのか。西村経済再生相は「自由に率直な議論をしていただくことが大事」だという。番組の取材に片山善博・元総務相は「議事概要は当てにならない」と斬る。

   伊沢拓司(WEBメディア運営会社代表)「西村大臣も記録を残すといっているが議事録を残すとは言っていない。狡猾というか上手に読み替えがなされている。何か意図があるのか疑心暗鬼にならざるを得ない」

 

   安部敏樹(社会起業家)「私の経験では、政府の会議はシナリオがあり、それに沿うようにリードされる。もっとオープンに、国会の委員会のように放送してもいいんじゃないでしょうか」

   山田ルイ53世(芸人・作家)「専門家会議の先生方は責任をもって発言しているので、名前を出していいと言っている。今後の政策の精度を上げるためにもみんなが知っておいたほうがいい」

 

   安倍政権の公文書を巡る問題は今に始まったことではない。イラク派遣部隊の日報問題、森友学園国有地払い下げでの財務省文書改ざん、「桜を見る会」の招待者名簿の廃棄処分。またかと思われる政府の対応にあきれるばかりだ。

文・ムギ

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