「MCが煽り、予定通りに炎上させて視聴率を上げたのでは?」
「テレビ局が、計画的に殺したとまでは思わないが、計算通りに傷つけたのだろうなとは思う。言い換えれば『予定通りに炎上させた』『炎上は美味しい反応だと思っていた』『ヒールやっている子だから、これぐらい平気だろと放置した』のだ。今のプロレスは1980年代あたりまでと違って、ファンはみんな『お約束』を知っている優しい世界になっている。ヒール=悪役であって悪人ではない、台本のあるショーだと理解している。でも、テラハは台本なしをウリにしているから、視聴者の中にはまともに信じる人間いる。彼女がプロレスのために、プロレスと同じように考えてヒールを演っていたとしたら、ネットから受けた攻撃は全く予想の範疇外のひどさだったはずだ。対応を出演者に丸投げした番組側の責任は極めて重い」
「同感だ。他局では『スッキリ』がテラスハウスの元出演者たちを取材し、番組が出演者をキャラ立ちさせて、視聴者をあおるから、恐怖感を感じながらでていたと証言していたよ」
「それを考えると、誹謗中傷コメントも、俗に言うバズで、番組側にとっては想定していた、または期待していた、むしろそうせしめた、わけだ。だって視聴率が上がっていたのだから、それを静観し、少なくともあえて対応せずにそのままバズらせたわけであり、フジテレビの責任は重い」
番組のシステムに疑問を持つ人も非常に多い。
「社長コメントは、『出演者や関係者などへの中傷も相次いでいる』と言っているけど、根本的に木村花さんへの中傷と、番組MCたちへの意見は違うのですよ。木村花さんへの中傷はもちろん問題外に許されないが、番組関係者へのネットの意見は(台本があるかどうかは別として)、番組の顔として炎上を煽り続けたMCに対しての抗議なのです」
「そのとおりだ。素人・半素人のセンセーショナルな行動を抜粋して編集、それをMCが辛辣に批判し、ネットでの炎上を期待して視聴率につなげる手法は、倫理的にどうなのかと感じます。ネットで直接的な誹謗中傷は言語道断ですが、それを煽る番組を制作、放送したことに対する意見はいけないのですか? そしてそのような番組を制作・放送した局のトップがこのような他人事のようなコメント。どうにかして批判から逃げ回り、テレビ局ではなくネットが悪い、と印象操作をしたいようにしか思えません。しっかりした第三者による検証を望みます」(テレビウォッチ編集部)