今度は「アベノアルコール」高額消毒液押し売り!病院は「厚労省の送り付け詐欺か?」

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   アルコール消毒液が不足している医療機関に、高額で怪しげな消毒用アルコールが代引きで送り付けられ、「送り付け詐欺ではないか」と現場が混乱している。実は、厚生労働省が都道府県に給するよう斡旋したものなのだが、濃度が低く医療現場では使えないシロモノだった。

   使い物にならない「アベノマスク」の次は、「アベノアルコール」というわけだ。新型コロナに便乗して、どこまで税金を無駄遣いするつもりなのか。

   このアルコール消毒液は、厚労省がメーカーに発注し、メーカーが病院などに販売する仕組みだ。「ところが、通常は20リットル1万円のところ、アベノアルコールはおよそ8万円。べらぼうに高いんです。世田谷区の開業医は驚きの価格に、『詐欺じゃないの?』と思ったそうです」と司会の国山ハセンが東京新聞の記事を伝えた。

   さらに、病院側は厚労省の「消毒液が不足してないか」というアンケートに答えたら、注文もしていないのに消毒液が届き、代金を要求されるという。

アルコール濃度低く医療現場では使えないインチキ商品

   しかも、その消毒液がインチキ商品なのだ。「手術で使われるアルコールは濃度が70~80%なのに、届いたものの中には濃度50%台のアルコールもあった」と読売新聞は報じている。

   厚労省は「緊急対応なので、アルコール濃度を選ぶことはできなかった。価格はメーカーが設定した」と説明し、アベノマスクもそうだったが、厚労省は商品のチェックをまったくしていないのだ。

   東邦大の小林寅喆教授「(濃度50%は)ありえないですね。消毒薬は70~80%ないと消毒とは言えません。これは単なるアルコールを含む液。医療現場では使えません」

   星野真里(俳優)「最前線の医療現場には手厚く対応しているのだろうなと信じていたからアベノマスクも我慢できたのに、(政府は)いったいどこで何を頑張っているのでしょうか」

   望月優太(ウェブマガジン編集長)「厚労省のやっていることは、机上の空論です。この政府は本当に機能しているのかと思ってしまいます。心配ですよね」

   キャスターの立川志らく「厚労省はまた『誤解です』とおっしゃるのでしょうか」

文   キャンディ| 似顔絵 池田マコト
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