木村花さん急逝、著名人から怒りのコメント相次ぐ 立川志らく「SNSの誹謗中傷は1~2%のバカ。気にしないで」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   5月23日(2020年)、女子プロレス界期待の星の木村花さん(22)が急逝した。所属事務所は「詳細は把握できていない」として死因は明らかにされていない。しかし、木村さんは亡くなった当日の午前3時頃、インスタグラムに「愛してる、楽しく長生きしてね。ごめんね。」と愛猫と一緒の写真を投稿していた。

   2016年にプロレスデビューした木村さんは、2019年9月からフジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演、はっきりものをいうキャラクターで人気だった。

   しかし今年3月下旬頃、木村さんのプロレスコスチュームを誤って洗濯した男性の帽子を跳ね飛ばすシーンが放送されたことで、SNSには「こんな凶暴な子イヤだー」「夢見る前に自分見直したら」などの誹謗中傷が殺到。木村さんはSNSに「もう人間なんかやりたくない」と、死をほのめかす言葉を書き込むようになった。

SNSの誹謗中傷は侮辱罪で訴えられる

   SNSでの誹謗中傷行為に対し、モデルの藤田ニコルさん(22)が「芸能人も人間だよ」、ZOZO創業者の前澤友作さん(44)が「誹謗中傷には厳罰を。被害を受けた人は被害届を」など、著名人からは警鐘を鳴らすコメントが相次いでいる。

   また、同じテラスハウスに出演していたトリンドル玲奈さん(28)は「なんらかの方法で花ちゃんを守ってあげることができたのではないかと」コメントした。

   神田愛花(フリーアナウンサー)「周りにいた大人が、番組から逃げていいということを教えてあげられなかったのか。テレビでは、求められている(キャラクターの)一部を見せている。私たちも今仕事中」

   キャスターの立川志らく「自殺と決まったわけではないので安易にものは言えないが、追い込まれた人は周りがみえず、これがすべてだと思ってしまう。誹謗中傷は1%、2%。こういった連中をどうやって排除していくのか。私は10万人のバカに嫌われるより、敬愛する1人の人間に愛される方が幸せだという考え方で、どんどんブロックする」

   伊沢拓司(WEBメディア運営会社代表)「SNSの誹謗中傷は、匿名でみている人と匿名性が失われている人の立場差を活かした暴力で、安全圏から人を殴っている。実際にその人の前にいって殴れる人はいない」

   高橋知典弁護士によると、SNSの誹謗中傷は侮辱罪として30日未満の拘留または1万円未満の科料となる可能性がある。民事訴訟も可能だが、相手の特定に時間がかかるため、今後は簡単に身元を特定できるよう法改正すべきと語る。

   安部敏樹(社会起業家)「(誹謗中傷が来ているなら)志らくさんも民事訴訟をやったらいい。民事訴訟は言われた側が主導権を取れる。法律だけではなく、サービスの側で誹謗中傷を表示できなくしたり、アカウント削除したりするやり方もある」

   国山ハセン(TBSアナウンサー)「私はリスクを考え、SNSアカウントを持っていません」

文・みっちゃん

姉妹サイト