動き始めた「ポスト・コロナ」病院・保健所も特別態勢解除!再流行は防げるか?

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   新型コロナウイルス感染に対応している東京都武蔵野市の武蔵野赤十字病院は、5月後半(2020年)から延期していた一般の外科系手術を再開した。クルーズ船の感染者受け入れ用に設けたベッド45床のうち、21床を一般向けに戻す作業も始めた。

   泉並木院長は「コロナ感染の数は減っても、いつかまた増える時期があります。絶対に院内感染を起こさない責任は重大で、今後は通常業務とどう両立するか、戦いは続くでしょう」と考えている。

   東京都港区のみなと保健所は、新型コロナの新規感染者が減る中、自宅療養者や濃厚接触者、海外帰国者の経過観察を続ける。電話での聞き取りに追われるため、スマホに登録して体調を朝夕の2回入力してもらう独自システムを導入した。減少傾向だった六本木周辺の人出が、ここ10日ほどは戻りだした。松本加代所長は「健康変容の立ち上がりを早くキャッチして対応することが今まで以上に大事になる」という。他部署からの応援もふくめた約100人態勢を今後も継続する。

韓国は失敗!緩めたとたんに4次感染

   感染者が一時大幅に減った韓国で、再びソウルでナイトクラブの客や家族206人の感染が確認された。クレジットカードやスマホの利用状況、防犯カメラ映像、感染者の居住地域や立ち寄った店の情報まで公開して感染を防いだ。ところが、「店を訪れたことを知られたくない」とスマホ電源を切っていた客が増え、義務づけられている入店時に名前や電話番号の記入もウソが続出、入店者を把握できず、4次感染まで拡大してしまった。

   予防医学会対策委員長のキ・モラン医師は「感染者1人からここまで増えるとはおもいませんでした。以前の生活に戻れるという考え方は捨てるべきです」と言い切る。

   4月半ばから外出制限の緩和を始めたオーストリアは、5月4日からは空港で到着客が190ユーロ(2万2000円)を自費負担すればPCR検査を受けられ、陰性なら14日間の隔離を受けずに入国できるようにした。商業施設の営業再開も4月から段階的に進めている。

文   あっちゃん
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