安倍内閣の検察庁法改正案の強行審議・採決に反対して、芸能人らも声を上げた「#抗議」の700万人も、検察庁幹部OBも、こんなオチが用意されていたとはまったく想像していなかっただろう。渦中の黒川弘務・東京高検検事長は、新型コロナウイルス緊急事態宣言が出て、日本中が外出自粛のさなかに賭け麻雀に興じるという、検察官としてはもちろん、社会人としても非常識なズッコケ男だったことが、「週刊文春」のスクープで明らかになったのだ。
ワイドショーも呆れるほかなく、<芸能人ら「#反対」渦中の黒川検事長「賭けマージャン」コロナ緊急事態のさなかにポン、チー>(テレビ朝日系「モーニングショー」)と伝えた。同時に、<黒川検事長と賭けマージャンやってた記者は朝日新聞と産経新聞!紙面じゃ対立してるのに遊びは別?>(日本テレビ系「スッキリ」)、<古市憲寿も呆れた「新聞ともベタベタだった黒川さん」取材相手と賭けマージャンしてた朝日・産経のトンデモ記者>(フジテレビ系「とくダネ!」)と批判した。
軽い処分で幕引き許すな
黒川検事長は賭けマージャンをしていたことを認め、辞職願を提出したが、法務省の処分は訓告という軽いものだった。<黒川検事長 緊急事態中に賭け麻雀やっても「注意処分」で一件落着?退職金7000万円も支給>(TBS系「グッとラック!」)、<身内に甘い「黒川検事長」訓告処分!一般職員の賭博は減給なのに...掛け金2万円は幹部には少額?>(「スッキリ」)と怒った。
さらに、<「黒川検事長処分」軽すぎるだけじゃない、異様な素早さ!安倍官邸は閣議決定の責任も取らず早々に幕引き>(「とくダネ!」)と安倍内閣の責任を追及し、<黒川検事長は明白な賭博法違反!パチンコ店のオジサン非難するなら法の番人こそ立件しろ>(「モーニングショー」)と迫った。(テレビウォッチ編集部)