やっぱり「アビガン」は効くのか?石田純一入院初日から服用
石田純一(66)が新型コロナウイルスに罹り、一時は心配されたが、現在は自宅で隔離療養中だそうだ。週刊新潮で「肺炎地獄」から生還した経緯を話している。彼は沖縄に冷麺店を経営しているという。4月12日にその店に顔を出した頃から元気がなかったが、東京に戻った14日に熱が38・8度出て、カミさんが病院などに100回以上も電話したが、公的機関には全然つながらなかったという。
結局、懇意にしている医者のいる病院に入院する。やっぱり、人生で持っておいた方がいい友人は、医者と弁護士だね。脈拍が160にまで上がり、息子に遺言をメールしたこともあった。肺がかなり悪く、医者も「だめかもしれない」と思ったこともあったらしい。アビガンは入院初日から飲み始めたそうだ。服用前には「望んで投与の治療を受ける」という書類にサインした。
ICUまでには入らないで退院できた。石田はタバコは吸わず、毎日5キロ走っていて、健康には気を使っていたそうだが、コロナは容赦ない。
そのアビガンだが、安倍首相は承認を急いでいるが、強い副作用もあり、効果なしという意見も多いようだ。レムデシビルというのはトランプ大統領が飲んでいると喧伝して有名だが、やはり有効性には疑問符がつくようだ。フサンという急性膵炎の治療薬に期待が高まるっているという。ウイルス感染を防ぎ、血液が凝固するのも防ぐ作用があることがわかってきた。
いま一つが、リウマチの治療薬であるアクテムラ。ウイルスの欠片が血管の内側に付着すると免疫の働きを高めるたんぱく質が分泌されるが、過剰に働くと血管内皮を傷つけたりする。アクテムラは過剰に働くことを防ぐというのである。何でもいいから、早く治療薬をつくってほしいものだ。