NHKの連続テレビ小説「エール」(総合あさ8時)は、けさ22日(2020年5月)の放送でとうとう早稲田大学の応援歌「紺碧の空」が完成し、大学野球の早慶戦で歌われ、試合も慶應に勝ち越した。作曲した主人公の古山裕一・音夫婦は狂喜乱舞、試合はラジオで各地に放送され、日本中が早稲田の勝利を祝った。
直後の「あさイチ」の近江友里恵キャスターは、早稲田大応援部に在籍していたこともあって「ウルッときちゃいました」。今週はこの「朝ドラ受け」が盛り上がっているのだが、実は朝ドラ前の「おはよう日本」の高瀬耕造キャスターもけさは「朝ドラ送り」で、「どうコメントしていいか、この1週間わからなかったんですけど、『応援団長、本当にありがとうございます』」なんて興奮している。そうなのだ、高瀬アナも早稲田卒業なのだ。
テレビ業界は早稲田卒ゾロゾロ「ついに慶応に勝ったぞ」
「エール」の紺碧の空編がこんなに話題になるのも、テレビ界に早稲田出身者が非常に多いからだろう。「あさイチ」のライバル番組のテレビ朝日系「モーニングショー」の司会の羽鳥慎一も早稲田卒である。すでにNHKをやめている有働由美子までが、「『エール』みてて、泣けちまって」とインスタグラムを更新した。有働は早稲田ではないが、おそらくスタッフなどに早稲田が多いのだろう。
ドラマでは、「紺碧の空」の好評をキッカケに、古山裕一は「大阪タイガースの歌(六甲おろし)」「栄冠は君に輝く」「オリンピック・マーチ」と名曲を次々と生み出すのだが、ああ、プロ野球はまだ開幕されていないし、夏の甲子園は中止、東京オリンピックは来年に延期になってしまった。コロナウイルス感染がなければ、エールをもっと楽しめるのに。(テレビウォッチ編集部)