ナイジェリア出身のお茶の間の人気者、ボビー・オロゴン容疑者(本名・近田ボビー・54)が16日(2020年5月)、さいたま市の自宅で逮捕された。妻(46)の顔をたたいたDVの疑いがもたれている。
ボビー容疑者は「口論になって突き放したが、暴力はやっていない」と容疑を否定しているが、昨日17日に自宅前で取材に応じた妻は「長年夫からはさまざまなDVを受けてきました。弱いものいじめをされているような状態。嫌がらせでガスを止められ、『家を売りたいから今すぐ出て行ってくれ、協力できないのであれば眠れなくしてやる。そうじゃなければ離婚届を書いて渡せ』と、そういうことがたくさんあった」と涙ながらに語った。
20年来の知人は「仲よかった。子煩悩なパパだったよ」
DVは外部からは見えづらく、本人たちが気づいていないこともある
ボビー容疑者は2006年1月に事務所スタッフ数人への暴行容疑で書類送検されたこともある。この時、ボビー容疑者は記者会見で涙を浮かべ謝罪、起訴猶予となった。しかし、家庭内でのトラブルについては、警察でもこれまで確認されておらず、20年来の知人も「仲よかったよ。家族を大事にする子煩悩なパパ」とコメントしている。いったい家庭内で何があったのか。
キャスターの立川志らく「容疑を否認しているので本当のところはわからないが、自分の妻にこんなことを言わせるのは最低。何もなかったらそんなことはいうわけはない。子供がいるのに警察を呼ぶというのは並大抵のことではない」
安部敏樹(社会起業家)「DVはここ20年増えてきている。身体的、心理的、経済的圧迫、性的強要の4つで、今回の件は3つが当てはまる。(DVは)珍しいと思われる人がいると思うが、実は一般的。内閣府の調査では3人に1人が被害を受けている。被害者の9割が女性で、我慢するから加害者はコミュニケーションの一環でOKと思ってしまう。今回、外部の目が入ることで本人の治療につながっていくのではないか」
伊沢拓司(WEBメディア運営会社代表)「DVは外側から見えづらいし、本人たちもDVかどうかわからくなっているケースもある。警察以外に専門家のダイヤルもあり、被害者側も加害者側も気づけるきっかけになるので、もしかしたらと思ったら相談する方法もある」
山田ルイ53世(芸人・作家)「旦那さんが芸能人で人気商売だと、なかなか言い出せない構図だったのかもしれない。苦しい目にあっていると言いづらかったと思うと、気の毒だなと思う」
文・みっちゃん